この巡り合わせの悪さや如何。

ジャパンカップダートは、今の勢いの差そのままに、エスポワールシチーがちぎって圧勝。
2着、3着は、この秋古馬混合戦を席巻している3歳勢が占める、という想定内の結末となった*1


JBCクラシックで、G1の最多勝記録を(密かに)更新していたヴァーミリアン武豊騎手は、ここで勝っておけば、ダート馬としての歴史に残る輝かしい実績*2と先週のウォッカの半分くらいのインパクトを残せたはずなのだが、ここで勝てないのが今年の武豊騎手の運命というべきなのか・・・。


武豊騎手自身は、この日、新馬2レースを含む5〜7レース+9レースで4勝の固め打ち、とリーディング争いに向けた最後の追い上げの兆しを見せていただけに、残念な思いは残る*3


冷静に考えるとこのレース、1番人気が3着以内を外したのは第1回(2000年)の1回だけなのに*4、2番人気になってしまうと、第1回以来、一度も3着以内に入れない、という奇妙なジンクスがある。


ゆえに、1番人気をエスポワールシチーに譲り渡した瞬間に、この馬&ジョッキーの運命は決まっていたのかもしれない。それがただの運なのか、それともファンが鋭い目で選り分けた結果なのかは分からないけれど・・・。

*1:もっとも、ワンダーアキュートラヴェリータではなく、武蔵野SシリウスSで、前の2頭の後塵を拝したシルクメビウスゴールデンチケットの方が上に来たのはちょっと意外だったが。

*2:G1・9勝目という数字だけでなく、帝王賞JBCクラシックに続く年間ダートG1・3勝、さらに、異なる距離・コースでのジャパンCダート2勝をも達成する、という偉業。

*3:今のところ秋のG1でも未だ未勝利、という異常事態が続いている。

*4:当時7歳だったファストフレンドが5着。

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