「弁護士は職業」という呪縛。

最近、いろいろと“寒い”話を見聞きしながら思うのは、皆が「弁護士=職業」と思っている間は、何も変わらないだろうな・・・ということ。

そういう思想が我が国独自の“文化”を作り上げてきたことは否定しないが、急激な変化を遂げる現代において、そのような“文化”がそのまま生き残ることを無邪気に期待すること自体に、ちょっとどうかな?と思うところはある*1

これまで何十年もそういう刷り込みの中で生きてきた人々に、今さら意識変革しろ、って言ったところで始まらないし、“伝統芸能の担い手”も世の中に多少は必要だろう。

ただ、これから、職業人としての新たな人生設計を始めようとしている人に、旧態依然とした価値観を刷り込もうとしても、あんまり意味はないんじゃないかな・・・と。

伝統芸能”は担い手が少ないからこそ、(世の中の流れから少々外れたところにあっても)それなりに重宝されるのであって、今の時代に浄瑠璃師が3万人いたって仕方ないわけだ。

あとは、“これから”の人たちが、いかにそれに早く気付くか。
10年後の勝負はそこで決まる、と思っている。

*1:これは法曹人口増加云々以前の問題だと思う。

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