今年の紅白は・・・

とにかく副音声が面白い(笑)。
元々、台本通りで面白みもなんもない“表”のMCの堅っ苦しさを、こういう形で中和するとは考えたなNHK・・・。
しかも、演歌歌手が歌っている時間帯もチャンネル変える気を失せさせる、この巧みな視聴率確保戦術。
これは率直に称賛しなければなるまい。

まぁ、今年の音楽界の潮流如何にかかわらず、定番の演歌歌手もAKB48も、同じ時間の枠の中で勝負させているあたりが、相変わらず、って言えば相変わらずなんだけど*1

P.S. 小林幸子の今年の豪華なセットは、今年から出られなくなった人の予算まで吸収したがゆえ、のものなんだろうか・・・?

*1:聞きたいアーティストの曲に関しては、どうしても聞き足りなさが残ってしまうから、後で「YouTube」のプロモでも見ないと収まらん・・・。

ターニングYear

傍からは順調のように見えても、(心情的には)山あり谷ありだった「2010年」が間もなく終わる。

一昨年、昨年と、人生の節目、区切りになるような大きな出来事が立て続けにあったことを考えると、今年は決定的なインパクトに残るような出来事はなかったように思うし、一見、大きな「変化」のように見えることでも、実際には、それ以前から予定調和的に定まっていた道の上を歩いているだけ、だったから、そこに“10月の奇跡”や“3月の涙”*1のような、ドラマティックな感動を求めるのは、ちょっと無理があった。


もっとも、一つ挙げるとすれば、今年、名実ともに“管理職”という立場になったことは、それなりに大きな変化だった、と思う。

勤務時間の縛りがなくなった*2、とか、給与面が(多少なりとも)良くなった、ということはさておき、それ以上に、

「これまで、自分のテクニックで切り抜けることで評価されてきたような場面でも、誰か部下を絡ませてそいつを育てながら・・・という形で処理していかないと、評価されなくなった」

というのが一番大きかったところ。

これまでも、効率的に仕事を片付ける上で、適度に周囲に“ボールを散らす”というのは、それなりにやっていたのだけれど、ややこしい話になると単独で強行突破してしまった方が早かった、という現実もあったわけで、それが物理的にも*3、“あるべき論”としても許容され難い環境になったときに、どうやって、これまでと同じような仕事量と効率をキープするのか*4、というのが、今年一番頭を悩ませていたことだった。

もちろん、「法務」という部門を背負って*5、“子分”を引き連れて他の部署に乗りこんでガンガンやり合ったり、会社という巨大組織を動かす綱引きを差配したり、というマネジメント層ならではの面白さもあるし*6、チーム内での担当者との距離感も、時間が経つにつれて、少しずつ掴めてきたかなぁ、と感じているところでもある。

ただ、それまで、担当者として遮二無二やっていた時はそんなに気にならなかった「組織の限界」*7を、立場が変わったがゆえに、ちょっとずつ意識せざるを得なくなっているのも事実。

自分がゴールを狙える位置にいるのに、あえてパスを出すことが推奨されるもどかしさや、自分の力を最大限発揮できるポジションはここではない、と分かっているのに、チーム全体のバランスを考えて、収められたポジションの役回りに徹することを余儀なくされるがゆえの不完全燃焼感。

今年の後半の数カ月は、自分が理想とするパフォーマンスと、現実とのギャップとのギャップにさいなまれながら過ごした、といっても過言ではなかっただろう。

*1:あくまで自分の中だけで使ってるフレーズなので、読者の方には何のことやらわからんと思いますが・・・すみません。

*2:その割には、悪しき“管理職たるもの・・・”精神のおかげで、会社に束縛される時間はかえって担当者時代よりも長くなったような気もするのだけど。

*3:担当する仕事の範囲が広くなっている上に、会議等に取られる時間も増えている分、管轄の仕事を全部自分一人でさばき切るのはかなり難しい、というのは事実。

*4:社内のクライアントは、それまでと同じような処理の質とスピードを期待して自分のところにお願いに来てくれるわけだから、最低限失望させない程度のクオリティと迅速さは維持しなければならないし、それができない言い訳として、「部下の出来の悪さ」を理由にするわけにもいかない(そもそも「部下の出来の悪さ」は、イコール「上司にマネジメント能力・教育能力が欠けていること」の裏返しに他ならない)。

*5:といっても、部長の代理の代理くらいのポジションでしかないのだが。

*6:もっとも自分の場合、ヒラ担当者の頃から、遠慮なく物は言ってたから、やっていることはそんなに変わっていないのだけれど・・・(むしろ守ってあげないといけない担当者がいる分、ちょっと守備的になっているところもあるかもしれない)。

*7:ここには、自分がいる会社が抱えている「限界」も含まれるし、そもそも、「組織」として大量の人間と共同歩調をとってやらないといけないがゆえの「限界」もある。

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2010年12月&通年のまとめ

そんなこんなで、今年も間もなく終わり。
23時時点の数字では、12月の月間ページビューは34000件弱、ユニークユーザーは20000人強。
そして、年間のページビューを合計すると、38万4000件強、対前年比1万9000件プラスくらい、という数字で、今年も大変多くの方々にご覧いただけたことに、まず感謝申し上げないといけない。

<検索語(単語)ランキング・12月>
1.→ 企業法務戦士 292
2.↑ 裁判 151
3.↓ 企業法務 144
4.圏外スチールプランテック 106
5.圏外高橋大輔 105
6.↓ 弁護士 82
7.↓ 商標 77
8.↓ 企業内弁護士 70
9.↓ 著作権 67
10.↓ 法務 64

スチールプランテックについては、控訴審の判決も出ていたのだが*1、まだアップしていないのが申し訳ないところ。

なお、例年、通年の検索語ランキングをやろうとして、履歴が残っておらずガッカリ・・・ということが多かったので、今年は既に1月から手を打っていた(笑)(ランキングは以下のとおり)。

<検索語(単語)ランキング・2010年>
1.企業法務戦士   4735
2.企業法務     1360
3.弁護士      1053
4.法務        933
5.商標        823
6.企業内弁護士    713
7.著作権       708
8.企業法務戦士の雑感 644
9.猪狩俊郎      574
10.裁判        555

8月、9月だけでベスト10に入った故・猪狩俊郎弁護士。
それだけ、不慮の逝去のニュースが衝撃的だった、ということなのだろう。

それ以外は見なれたキーワードが並ぶ。
来年もブログのコンセプト自体を大きく変える予定はないので、引き続きご愛読のほどを・・・。

それでは、また来年。

*1:しかもその結論がまた面白いのだが・・・。

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