良い子は真似してはいけません(笑)。

目の前の美しい女性が、
どんなに哀しげなオーラを放っていたとしても、
絶対やってはいけないこと。


チ、チケットなしでカシオペアに乗るなんて・・・。

無謀だ。無謀すぎる(笑)。


最近はどうだか知らないけど、
昔はスイートが発売と同時に売り切れ、
ツインも当日席なんぞ当然ないのが
寝台特急カシオペアの恐ろしさなわけで、
それでも乗りたい、
と盛岡から身一つで乗り込む鉄ヲタどもが、
真夜中に函館まで延々5時間デッキに立たされるのは日常茶飯事・・・、
かつてはそんな列車であった。


ゆえに、羽海野チカ氏が、
真山と理花を“カシオペア”に載せたのは、
漫画の中とはいえ失当である。


たぶん、ハチクロの作者は取材旅行と銘打って、
カシオペアに乗って北海道に行き、
小樽から北に向かって走る車の車窓から見た景色に感動して、
ストーリーを構成したと思われるが(勝手な推測)、
上記のようなディテールの不自然さゆえ、
せっかくの名シーンの良さが損なわれてしまっているのは、
残念でならない。



ついでに言えば、自分は嫌いなのだ。
カシオペアという列車が。


なぜって、それは、

「一人じゃ乗れないからに決まってるじゃないか、ゴルァ!」(涙)

「二人の北東北きっぷ」も十分に犯罪的な商品だが、
カシオペア”は存在そのものが旅人に対する冒涜である(笑)。


ゆえに、上記ストーリーにおいて登場すべき寝台列車としては、
北斗星”の方が望ましい。
「“あけぼの”の“ごろんとシート”で雑魚寝」であれば、なお良かった*1


・・・以上、何のことだか良く分からない方には、
とりあえず、本作のDVDの2巻目あたりを購入されることをお勧めする。

*1:金貰っても過ごしたくない、贅沢過ぎる時間・・・(苦笑)。

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