企業法務

消えるべきは「ハンコ」だけではない。

今年の春以降、これまで何度か取り上げてきた話題ではあるのだが*1、遂にここまで来たか、ということで、スピードの早さに驚かされるばかり。 「政府と経団連など経済4団体は8日、書面、押印、対面作業の削減を目指す共同宣言を発表した。3つの作業は企業の…

いつのまにか七夕、でも株主総会2020はまだまだ続く。

都知事選で現職知事が圧勝したのもつかの間、週が明けても東京都下の感染者数は100人の大台を超えたところで横ばいが続き、まだ終わっていなかった「第1波」がじわじわと盛り返してきている。小池知事が連呼した「夜の街」のインパクトが強すぎて、”自分には…

最近の法律雑誌より~ジュリスト2020年7月号

このブログでも長らく連日連夜「緊急特番」みたいな状況が続いていたのだけど、さすがにそろそろじっくりと法律雑誌を読めるような日常に近づけていきたいな、ということで、久々にこのざっくりとした標題を付けてみたり。ジュリスト 2020年 07 月号 [雑誌]…

掛け違えられたボタンの「直し方」への素朴な疑問。

土曜日の夜、日経の電子版に載った記事を見て、思わず「ん?」と首をひねりたくなってしまった。見出しからして、「知財活用で「新興いじめ」 大企業、無償要求や情報流出」だから、全く穏やかではない。そして記事の本文に踏み込むと、書き出しからして、 …

戦いの後に残るもの。

どの会社も今年の2月くらいから、イレギュラーにイレギュラーを重ね、知恵を絞って対応してきたであろう「株主総会2020」。その間、「新型コロナウイルス感染症」をめぐる世の中のムードも激変する中、自社の役員から監査法人までいろんなものに振り回され、…

最後に決めるのは、自分だ。

週末まではまだブログを更新する余力もあったのだけれど、週が始まれば山を超えるまでダッシュで駆け抜けるしかない。そんな週だ、今週は。ということで、少しでも早く床に就いて明日の態勢を整えろよ・・・と自分に突っ込みを入れつつ、この季節になるとど…

火蓋は切られてしまったが・・・。

昨年の夏くらいに少し話題になったのを最後に、しばらくは「訴訟になった」というニュースも出ていなかったので、落ち着いてくれたかな・・・とひそかに期待していたのだが、残念ながら事態は行きつくところまでいってしまったようだ。 「2018年にノーベル生…

「押印」論争をめぐる痛烈な意趣返し。

前々からくすぶっていた「ハンコの要否」をめぐる議論は、今年の春、多くの会社が好むと好まざると”リモートワーク”を強いられるような状況に陥って以来、ピークに達していた感があって、一部の事業者からの突き上げもあって、規制改革会議等でもかなりやり…

「19億3600万円」の謎。

昨年からずっと世間を賑わせてきた関西電力役員らの「金品受領問題」。当初この話を聞いた時は、「しがらみの多い会社」にはありがちな話だな、というのが率直な感想だったし、会社関係者側に共感できるところも多々ある事案ではないか、と思っていたのだが*…

猛烈なスピードで動き始めた世の中と、報じられる世界とのギャップと。

「緊急事態宣言」が解除された後も、先週くらいまでは、まだどことなく停滞ムードがあった世の中だが、今週に入ってから、 「正直、息を付く暇もないくらい忙しくなった」 という人はかなり多いのではなかろうか。かくいう筆者自身、先週の後半くらいから、…

「先生のご見解」をあらぬ方向に一人歩きさせないために。

4月の初め頃に公表された「調査報告書」*1を一目見て以来、これはコメントしなくては・・・とずっと思い続けていた天馬㈱の「海外子会社において認識された不適切な金銭交付」をめぐる問題。自分は純粋に、ここ数年取り組んできていた「外国公務員贈賄規制」…

本当の「ノーマル」を取り戻せる日は来るか?

今月初めに突如として打ち出された「東京アラート」は、どうやら、レインボーブリッジを赤くライトアップするための一過性のイベントに過ぎなかったようだ。未だに都内では、連日、20名前後の新規感染判明者が出ているし、一足先に”緩和”に舵を切った国々で…

それでも「6月」にこだわることを「形式主義」などというなかれ。

新型コロナウイルスの影響が深刻になり出した3月くらいから、関係者に心休まる日はなかったのではないか、とさえ思う今年の3月期決算会社の定時総会も、いよいよ本番目前、というところまで来た。おそらく、明日のトヨタ自動車の総会を皮切りに、経済メディ…

これも、もちろん大切なことではあるけれど。

いろいろあった通常国会もいよいよ終盤、ということで、注目されていた法案が続々と成立している。これもその一つであり、制定から10年以上の時を経てようやく改正にこぎつけた、という点でも非常にエポックメイキングな改正法ということができるだろう。 「…

「ダウンロード違法化」のひとまずの終着点

3年越しで議論されてきた「違法ダウンロード規制拡大」をめぐる動きが、改正著作権法成立という形で、ようやく一つの区切りを迎えた。 「漫画などの海賊版対策を強化する改正著作権法は5日、参院本会議で成立した。インターネット上に無断で公開された全著作…

特許よりも先に考えるべきこと。

流行が早い時期から始まった国ではようやく収束に向かいつつあるとはいえ、全世界的な鎮圧にはまだまだ程遠い新型コロナウイルス。そして、様々な名前の薬が浮かんでは、まだまだ・・・という評価が飛び交い、依然として決定打となるものが出てきていないの…

じわじわとパラレルワールド。

ウイルスには本当に隙がない。想像していたとおり、GW明けの”緩み”の影響がここにきて如実に数字に現れ始め、とうとう「東京アラート」発令という事態となった。まだまだ「爆発」には程遠い状況ではあるし、推定される感染経路が今報じられているとおりなら…

本当に残念な報を受けて。

月が変わり、先週まで「在宅」モードだった会社でも原則と例外が切り替わるところが結構ある、と聞いていたので、今朝は戦々恐々としながら街に出た。確かに、いろんなところで「先週よりは人多いな」と感じるところはあったのだけど、お昼、夕方、と時が過…

この先ずっと必要なものだからこそ、ちゃんとしたものを選びたい。~電子契約サービス選びに欠かせない視点

多くの会社では間もなく終わろうとしている「在宅勤務モード」だが、不自由だの何だのと言われながらこの間に脚光を浴びたサービスは結構あって、特に話題を集める機会が多かったのが「ZOOM」をはじめとするWeb会議システムだし、もう一つ挙げるとすれば「電…

6月19日の前か後か、それが本当に問題、なのか?

これまでの1,2か月、仕事で一息ついた後にカフェに行き、冷たいコーヒーを一杯注文したものの、それまでの感覚だと「閉店」するにはあまりに早いタイミングで店員さんに声をかけられて(あるいは店内に大音量で流れる「蛍の光」に追い立てられて・・・)、…

本当に大変なのは、ここからだと思う。

先週の後半くらいから既定路線になっていた「全都道府県での緊急事態宣言解除」が、遂に現実のものとなり、これで、いよいよ経済活動本格再開!とばかりに、市場などはかなり浮足立ったムードになっているようなのだけど・・・。現実には、「売り上げが立ち…

似ていてほしくないけど、似ているもの。

今年の初め頃から随分長く続いてきた「新型コロナウイルス禍」への対応も、ようやく一区切りを迎えようとしている今日この頃だが、そんな中、最近気になるのは、これまで国内の対策立案から情報発信まで、八面六臂の活躍をしてこられた政府対策本部の専門家…

その「老婆心」が贔屓の引き倒しにならないことを願って・・・。

連日同じようなネタになってしまって恐縮なのだが、本日当局からリリースされた資料の中に、これは・・・というものがあったので、ひとまず取り上げておく。テーマはもちろん「定時株主総会」。そして、出元は、今それどころではない?(かもしれない)法務…

変わるのか? 変わらないのか?~「6月定時株主総会」に向けた様々な思惑。

世界では500万人を突破し、なおも増え続けている新型コロナウイルス感染判明者だが、日本国内に目を移せば、本日、関西3府県の緊急事態宣言解除が決定されて残るは1都1道3県。北海道に関しては気候的な面も含めてまだ微妙な面は残るものの、首都圏1都3県の解…

10年以上の時を超えて蘇った「社保庁の憂鬱」~新聞記事イントラネット無断掲載事件をめぐって

今どきそんなことをやっている会社はない、と言われてしまいそうだが、かつて、入社して間もない社員の朝一の仕事が「新聞の切り抜き」だった時代があった。かくいう自分も、初めて現場からデスクワークの職場に移り、「総務の何でも雑用係」だった頃は、朝7…

遥かなる大地に再び立てる日は来るのか?

日本では急スピードで収束に向かいつつある「新型コロナウイルス禍」。あれほど猛威を振るった米国や欧州からも、ペースの違いはあれど、既に「制限解除」の声は聞こえてくるようになったから、気の早い株式市場が盛り上がるのもまぁ当然か、という状況では…

何が変わり、何が残るのか。~「コロナ後」に思いを寄せて。

日本のほとんどの地域でいともあっさり緊急事態宣言が解除され、首都圏でも「早ければ21日に」という雰囲気になっている、ということで、結構長く続いた「新型コロナ禍」もそろそろ終わりが見えてきたかな、という印象である。「STAY HOME」の掛け声とともに…

省令改正を待ちながら・・・。

4月以来、全国に発令されていた「緊急事態宣言」が、遂に39県で解除されることが決まった。もしかしたら、一足早く自分の居住エリアの解除が決まって喜んでいる人も多いのかもしれないが、今日までの感染者判明数(そしてその前段の相談件数等)の揺れ具合を…

「延期」か「継続会」か、それとも「予定どおり」か? 6月定時株主総会をめぐる瀬戸際の攻防。

GWが明けて、止まっていた時計の針が一気に動き出したような気がする。街に繰り出す人の数は確実に増えた。「緩んでいる」という見方をする人はいるだろうが、暫しの「接触8割減」の時を経て街中での現実的な感染リスクが下がっているのも間違いないところで…

雪解け過程での「継続会」判断はあり得るか?

首都圏ではまだ一応「STAY HOME」は続いているようなのだけど、GWからの流れを引き継ぐかのようにじわじわと日常が戻りつつある。先日のエントリーでも書いたとおり、大手の系列のカフェや飲食店は相変わらずシャッターを下ろしたままだが、個人経営の小規模…

google-site-verification: google1520a0cd8d7ac6e8.html