“G1元優勝騎手”逮捕

別の記事では単に「安田騎手」とだけ書かれていたので、別の安田さんの方かと思ってしまったのだが・・・

「コンビニで因縁を付け店員を脅し、酒代などを支払わなかったとして、京都府警東山署は5日、自由業、安田康彦(34)ら二容疑者を恐喝の疑いで逮捕した。安田容疑者は日本中央競馬会の元騎手で、G1レースの1999年秋華賞や2001年宝塚記念などで優勝。昨年4月に引退した。」(日本経済新聞2007年9月6日付朝刊・第43面)

一時は、メイショウドトウとのコンビで和田竜二テイエムオペラオーと再三にわたり好勝負を繰り広げた若き名ジョッキーの名前をこんな形で見ることになるとは、何とも残念だ。


元々栗東所属の上、父親(安田伊三夫調教師)の馬以外では近年目立った成績を挙げていなかったこともあって、“全国区”とまではいかなかったのだが、それでもG1はメイショウドトウ宝塚記念)の他に、大万馬券を演出したブゼンキャンドル松田博資厩舎)での勝ち鞍(秋華賞)もあるし、重賞通算14勝は決して恥ずかしい数字ではない。


「鞍上がお前でなけりゃ・・・」と心の中で叫んでいたドトウのファンも多いだろうが、騎手としての腕に関して言えば、オペラオーの和田竜二騎手だって、ドッコイドッコイだから、結局は馬の差だったというほかないのだ。


むしろ、あれだけ毎回プレッシャーのかかる大舞台で、毎回きっちりと連に絡む成績を残した腕は、もっと賞賛を受けても良かったと思う。


ZAKZAK」の記事にもあるように(http://www.zakzak.co.jp/top/2007_09/t2007090628_all.html)、残念ながら素行はあまり良くなかったようで、気が付いた時には30代前半の若さでフェードアウトしてしまっていた安田騎手。


だが、社会人としての資質に問題があったからといって、ターフでの功績まで抹消してしまうような愚は避けてほしい、と個人的には思っている・・・*1


ちなみに・・・


本件における真偽のほどは定かではないが、

「日曜に買った新聞が土曜のだった」

という経験は自分にもあるので、もしホントにそうだったとしたら、気持ちだけは良く分かる(笑)。


それによって受ける精神的損害が「1000万円」に相当するとまでは、さすがに言わないけれど・・・。

*1:某・優駿誌にしても、それ以外の競馬雑誌にしても、かつて天才と賞賛してきた田原成貴・元騎手がスキャンダルで消えた瞬間から、手の平を返したような態度をとり続けていることに、筆者としては内心憤りを感じている。

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