奇しくも、自虐的なエントリー*1を本ブログに掲載したその日に、リバプールからの救世主来訪を知らせるプレスリリースが公表されていた。
「ジェフユナイテッド市原・千葉では、クゼ前監督の後任として、現リバプールFCヘッドコーチのアレックス ミラー氏を新監督として迎えることが内定いたしました。」
現役時代はグラスゴーレンジャーズでプレーしたスコットランド人。58歳。
スコットランドプレミアリーグの監督を歴任後、母国代表コーチ就任。そして1999年以降は、名門リバプールのヘッドコーチとして、フーリエ、ベニテスと二代の監督に仕える。
UEFAチャンピオンズリーグでの04-05タイトル獲得を初め、輝かしい業績を残してきたミラー氏。
最初話を聞いた時は、“ユナイテッド”だけ聞いて、“サー”が監督やってる別のチームと勘違いしたんじゃないかと心配したのだが、無事来日し、記者会見では、
「日本で指揮することは大きな挑戦。」
と語っているようだから、どうやら杞憂だったらしい。
ジェラードがいるわけでもなければ、ヒーピアもシャビ・アロンソもいない。
クラウチと巻誠一郎はひょろ長いところだけは共通しているが、実のところ似て非なる存在だ。
ゆえに、どんな名将でも、今のチームを残留できる状態にまで回復させるのは相当難しい作業になると思うのだが、ここは“ワールドクラス”のコーチのお手並み拝見、といったところだろうか。
ボーダーを軽々と越えてしまうから、サッカーってスポーツはやっぱり面白い。
個人的には、“グランパスの沢入”がヘッドコーチにやってきたというのも、ある意味衝撃だったりするのであるが・・・*2。
*1:http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20080508/1210178103
*2:元々、名門・古河電工の長い伝統に裏付けられたチームだけに、これまでのジェフのコーチングスタッフもOBが占めることが多かった。これで風穴を開けられるようなら、非常に面白いことになるのだが・・・。