日経新聞の「春秋」欄が、こともあろうに東大野球部を取り上げて、
「アマチュアスポーツの香りが残る。連戦連敗でも淡々と戦う東大の存在が大きい。」
などと持ち上げている。
今年の東大野球部は、「何だかんだ言っても、重信、楠井の左右エースの存在感は大きかったなぁ・・・」とつくづく感じさせられるような酷い戦績だけに、何もこんなシーズンに取り上げなくても、と思ったりもするのであるが*1、ひねたメディア人には、どうもこういうのが受けるらしい。
まぁ、確かに灘高出身、理科3類在籍中のピッチャーが力投している姿は、そうそう見られるものではないし、御三家出身者がずらっと並ぶオーダー表も、時代を感じさせるのは確かであるが・・・*2。
マゾヒストたる筆者としては、淡青ブルーが「陸の王者」だの「都の西北(所沢)」だの「飯田橋体育大学」だのにボコボコに蹂躙されるのを見続けたい気がしている反面、「アマチュアだろうがプロだろうが、真に対等に戦える力を持った者同士がぶつかるから「勝負」ってもんは面白いんだろうがっ」と、嫌味の一つも言いたくなるわけで、伝統の立教戦*3では、今季のこれまでの汚名をそそぐべく、全力を尽くしてほしいと思う次第である。