アマチュアスポーツの香り?

日経新聞の「春秋」欄が、こともあろうに東大野球部を取り上げて、

「アマチュアスポーツの香りが残る。連戦連敗でも淡々と戦う東大の存在が大きい。」

などと持ち上げている。


今年の東大野球部は、「何だかんだ言っても、重信、楠井の左右エースの存在感は大きかったなぁ・・・」とつくづく感じさせられるような酷い戦績だけに、何もこんなシーズンに取り上げなくても、と思ったりもするのであるが*1、ひねたメディア人には、どうもこういうのが受けるらしい。


まぁ、確かに灘高出身、理科3類在籍中のピッチャーが力投している姿は、そうそう見られるものではないし、御三家出身者がずらっと並ぶオーダー表も、時代を感じさせるのは確かであるが・・・*2


マゾヒストたる筆者としては、淡青ブルーが「陸の王者」だの「都の西北(所沢)」だの「飯田橋体育大学」だのにボコボコに蹂躙されるのを見続けたい気がしている反面、「アマチュアだろうがプロだろうが、真に対等に戦える力を持った者同士がぶつかるから「勝負」ってもんは面白いんだろうがっ」と、嫌味の一つも言いたくなるわけで、伝統の立教戦*3では、今季のこれまでの汚名をそそぐべく、全力を尽くしてほしいと思う次第である。

*1:ここ数年をみても、プロ入りした松家投手、投打にフル稼働していた浅岡選手、ベストナインをとった入山内野手らを擁した“黄金期”があったのは記憶に新しいし、10年遡れば、本気でAクラス争いできたような時代もあった。0勝6敗。規定打席到達者の最高打率が2割そこそこ、ピッチャーは鈴木優一ひとり、という今季は過去20年遡ってもどん底に近い状況だと思う・・・。

*2:基本的に東京の私学出身者はミーハーだから、何かと話題の神宮に目を向けたとしても不思議じゃないんだが、それにしても多い。

*3:今年も最終カードか・・・orz

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