さて、ここで国民的関心事の・・・
グループF
◎ブラジル
○日本
▲オーストラリア
×クロアチア
ここはもういいだろう。予想しなくても(笑)。
ブラジルがどこまで気を引き締めて戦えるか、が
その先を占う上での鍵になりそうだが、
残念ながら引き締まる展開がくるとは思えない。
最終戦でメンバー落とし、と思わせつつ、
ロビーニョのドリブルにかき回されるDF陣に、
ジュニーニョ・ベルナンブカーノのFKに
一歩も動けないヨシカツ、
といった惨状が目に浮かぶ。
で、残りの3チームに関して言えば、
仮に実力がどっこいどっこいだったとしても、
国内リーグの勢いの差、というのは出てくるわけで、
となれば、必然的に、
日本>オーストラリア>クロアチア、
という形に収束することになる。
この国の人々は、8年前の苦い記憶から抜け出せていないようだが、
あの頃と違って、
ユーゴスラビア時代の貯金を使い果たしてしまったクロアチアは、
前回大会のベルギーと同じ、
“デカイだけ”の典型的な欧州チームに近い。
ゆえに、今の日本代表が無様に敗れる姿は想像できない。
逆に、オーストラリアは同じくらいのガタイで
テクニックでは自分達を上回るクロアチア相手だと
苦戦は免れないはずで、
日本としてはオーストラリア戦でドローに持ち込めさえすれば、
その先は開けるのではないかと思うのだが・・・。
ま、自国の予想を冷静にやれ、と言われても無理である(苦笑)。
バカだと思ってほっといてくれ・・・。
グループG
◎フランス
○スイス
△韓国
×トーゴ
フランスにとっては楽過ぎるグループ。
シセが負傷で消え、ますますロートル色が強くなったメンバーだが、
それでも残り3チームを倒すのは赤子の手を捻るよりたやすいはずだ。
ジダンは最後の輝きを見せ、アンリは初めての輝きを見せる。
そして・・・決勝トーナメント初戦で消える。
それも良いではないか、フランスらしくて。
韓国は、このメンバーなら楽に抜けられそうなものだが、
ところがどっこい、今度の舞台はヨーロッパである。
おそらく、4年間積もりに積もった怨念の煽りを受け、
イ・ヨンピョが初戦で一発退場、
キム・ナミルが2戦目でイエロー2枚退場、
そして、最終戦でアン・ジョンファンが
シミュレーションで退場(笑)。
パク・チソンのような良い選手がいるのは認めるにしても、
4年前の“怨念”を抱えているのは自分も同じなので(涙)、
予想はあくまで低めに付ける。
スイスはセンデロスくらいしか知ってる選手いないのだが、
まぁ、ここは消去法で、上げるチーム他にないから・・・。
トーゴはアフリカ勢の常で、監督選びでゴタゴタしたらしく、
その時点でもう消し。
アンリ、アデバヨール、センデロスと揃って、
アーセナルファンにとっては面白いグループではあるのだが、
勝負への関心はあまり湧かない。
グループH
何だかんだいって、グループリーグはいつも強いスペイン。
グループリーグでバカバカ大勝ちして、
上でアレレ・・・?というのが今までのパターンだから、
本当は決勝トーナメントまで
実力温存してほしいところなのだが・・・。
一位通過するにしても、初戦でウクライナに負けて、
冷や冷やしながら・・・という方が先は楽しみになる。
シャビ・アロンソとルイス・ガルシアのリバプールコンビに、
モリエンテスの分も頑張ってほしいところ。
二番手は、ウクライナ&シェフチェンコでいいだろう。
かなり願望がこもっているのは否定しないが。
スペインとドロー、後は順当に消化して、得失点差で二位、
というのが現実的なストーリーか。
チュニジアは意外に評価が高いのだが、
ルメール監督の勝ち運に疑問符。
サウジアラビアは、GKにアルデアイエが復帰するらしく、
そこは見ものなのだが、残念ながら見ものはそれだけしかない。
おまけ
以上、グループリーグの予想。
実にいい加減なものではあるが、ご容赦願いたい。
ちなみに、上の予想どおりに勝ち進んだとすると、
決勝トーナメントは、
ドイツ × イングランド
オランダ × ポルトガル(イラン)
イタリア × 日本
フランス × ウクライナ
エクアドル × スウェーデン
アルゼンチン(セルビア・モンテネグロ)× メキシコ
アメリカ × ブラジル
スイス × スペイン
(太字が勝利と予想)
といった感じになる。
グループリーグとは一転して、
ドイツが入るブロックの厳しさやいかに・・・。
これを見ると、オランダは二位通過でもいいや・・・
と思ってしまうかもしれない。
日本は初戦が手負いのイタリアになるとすれば、
大チャンス到来、である。
元々例の不祥事で“傷”を負っている上に、
トッティ以下、血の気の多いアズーリが、
無傷で上まで上がってくるとは思えない。
かといって、日本相手にとっておきの秘策を繰り出すほど
危機感をもって臨んでくるとも思えない。
所詮相手はアジアの小国なのだ。
となると・・・*1。
もう一方のグループは、
スウェーデン対メキシコの勝者が、
“ブラジルを食ったアメリカ”対スペインの勝者と
準決勝で対決するストーリーを予測。
12年前*2には、
ブラジルと戦えるというだけで狂喜乱舞していたアメリカ国民だが、
サッカーのスタイルとしては、
ブラジルを倒すには一番近いところにいるUSAだけに、
12年越しに、今大会最大の大番狂わせが
ここで起こると予想している。
少なくとも、自分が生まれてから見たワールドカップで、
優勝候補が優勝した大会はないし、
今大会も決して例外ではない、そう思うのである*3。
ま、1ヵ月後には全て分かることだ。