アルゼンチン対セルビア・モンテネグロの試合を改めて見たが、
何とも贅沢な選手起用・・・。
ケジュマンの退場以降、
ほとんど戦意喪失状態だった相手とはいえ、
わずかな出場時間で結果を出すメッシはやはり本物。
そしてそれ以上に、一人でDF交わして、
きっちりゴールに流し込むテベスの恐ろしさやいかに。
同じくユース世代のマキシ・ロドリゲスも前半だけで2得点*1
着実に進んでいる世代交代の波、
そしてそれを操るリケルメとペケルマン監督。
ガチンコの本番の対決を
ショータイムにしてしまう“演出力”。
今大会のアルゼンチンは恐ろしいことこの上ないのだが、
ここで一言。
今からでも遅くはない。
アイマールを寝かせて置くなら、
一試合だけ、日本にレンタルしてくれ・・・(涙)。
世代交代と言えばポルトガルにも興味深いシーンが。
決定的な2点目となったPKのシーンで
蹴ったのがクリスティアーノ・ロナウド。
以前失礼な予想をしてしまったが、
今大会の“旧世代”選手の中でも一番切れているのがフィーゴ選手で、
このチャンスもドリブルで切れ込んだフィーゴが倒されて得たもの。
そこであえてロナウドに蹴らせるあたりが、
粋な演出だなぁ・・・と思う*2。
まぁ、この話題に関しては、
自分の国の代表には振りようがない、というのが
寂しいところなのだが、
「過去の貢献度重視」というのも
一つの立派な哲学であるのは確かで、
ここは我らが“神の声”に真摯に耳を傾ける必要があるだろう*3。
もっとも、結果を出さない限り、
それがどんなに正しい“哲学”であったとしても、
巨大掲示板上の“燃料”に成り下がってしまうことは免れまい。
何かと物議をかもしがちな、
Y、O、NKの3選手には、
是非とも精一杯の奉公をお願いしたいものである。