博打が好きな日本国民

toto「BIG」の売上が60億円超えたそうで。


売上の半分が配当、さらにその8割が1等賞金、ということで、これまでのキャリーオーバーとあわせると、約39億円がスタンバイしている計算になる。


何週か前にキャリーオーバー継続中のニュースを聞いた時、自分も買ってみようかと思ったのだが、よくよく調べたら、この「BIG」勝敗選択をコンピュータが勝手にやってしまうシステムだったので、とてもじゃないが付き合いきれん、と見送り。


14の対戦カードで0、1、2をランダムで予想するというのだから、いかに6億円の可能性があるといっても、確率論的には割に合わないし*1、何よりも自分自身の才覚で当選確率を変動させられない博打にカネをつぎ込むというのは、筆者の信念に反する*2


派手に煽るメディアの報道などを見るたびに、「射幸心」という言葉の意味を考えたりもするのだけれど、かたや馬券の売上が全国的に低下している中でのこの俄かブーム。宝くじの売上だって、相変わらず好調だ。


個人的には、「頭を使うギャンブル」よりも、「頭を使わないギャンブル」に人が群がる傾向というのは、教育的側面からいってもいかがなものか、と思ったりもするのであるが、同じような問題意識があまり見かけられないのはなんとも寂しい・・・。

*1:ほぼ同じ数の対戦カードを対象としながらも、普通のtotoの方ではコンスタントに当たりが出ているのを見ると、人間(予想師)の叡智というのはたいしたものだ、とつくづく思う(笑)。ちなみに90分引き分け制が導入される前の初期のtotoは、自分も相当やりこんだクチだ。

*2:競馬も株もやるけど、宝くじには手を出さないというのが、長年の自分のポリシーだったのだ・・・。もっとも、最近頭で稼ぐ暇がなくなりつつあることもあって、シーズン毎にジャンボ系のくじは恥ずかしながら手を出すようになってしまったが(苦笑)。

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