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「大学生・社会人を対象にしたプロ野球の新人選択会議(ドラフト会議)が19日、東京都内のホテルで開かれ、東洋大の本格派右腕、大場翔太投手は6球団の抽選の末にソフトバンク、アマチュアからただ一人北京五輪アジア予選代表候補に選ばれている愛知工大の左腕、長谷部康平投手は5球団抽選の末に楽天が交渉権を獲得した。」
日本経済新聞2007年11月20日付朝刊・第37面)

実に15年ぶりに逆指名制度が廃止されたドラフト会議だが、今のところ上位指名者の入団拒否の噂も流れてこないし、とりあえずうまく収まったようだ。


だが、大場・長谷部・加藤の三羽烏のみならず、1位指名でも下位指名でも、皆それなりのスポットライトを浴びて入団していく蔭で、声がかからなかった選手の何と多いことか。


日刊スポーツのウェブサイトに、毎年「ドラフト候補選手一覧」というコーナーがあって、多くの選手が掲載されている。


今年のリストは、↓のリンクにあるとおりなのだが・・・。
http://www.nikkansports.com/baseball/professional/draft/2007/hopeful/top-hopeful.html


その数は、大学生97人、社会人55人。


一方、今年のドラフトで指名された選手が、大学生21人、社会人12人。


「社会人」とはいっても、リストに入っていない選手が何人かいることを考えると*1、後がない社会人プレイヤーにとっては、相当狭い門だということがわかる。


彼らは、昨日今日キャッチボールを始めたわけではない。


子供の頃から、練習に練習を重ねて、数々の大舞台を踏んで、それゆえに社会人になっても、ほとんどの時間を野球に充てることが許された、いわばこの道のエリート達だ。


それでも、社会人になって2年、3年と時を経るうちに、いつの間にか歳をとり、「ドラフト候補」のリストからも消え、最後は自分のチームの試合での出番もなくなって、平凡なサラリーマン人生に還っていく。



それに比べ、巷で言われているもろもろの「就職できない・・・」なんて話の、いかに生ぬるいことか・・・。



華やかな記者会見のニュースを横目で見ながら、わが身を顧みつつ、そんなことを思っていた月曜の夜。


であった。

*1:日ハムの多田野数人投手をはじめ、阪神4巡目の黒田投手、ヤクルト6順目の三輪正義内野手など。