エビで鯛を釣る(その2)

今年はこういうニュースが多い。

阪神浜中治外野手(29)、吉野誠投手(30)とオリックス平野恵一内野手(28)、阿部健太投手(23)の2対2の交換トレードが26日、両球団から発表された。」(2007年11月27日付日本経済新聞朝刊・第41面)

タイガースから移籍する2選手は、いずれも03年優勝の立役者でそれなりのビッグネーム。


とはいえ、浜中選手は度重なる故障でフルシーズン働くのは厳しい状況だし、ワンポイント左腕王国(笑)、阪神球団の中で吉野投手の出番はもはやない、というべきだろうから、これと交換で貴重な若手右腕と小技の利くユーティリティプレイヤーを獲得できたのは極めておいしい。


浜中選手なぞは、ミスタータイガースの継承者として、一時期待されていた歴史もあっただけに*1、関西のファンとしては複雑な思いもあるのかもしれないが、遠くで見ている筆者としては、肩を痛めて外野守備が満足にできなくなってしまった以上、DH制のあるパリーグに移籍した方が、選手寿命を延ばすにはベターだろう、と割り切って考えている。


かつては究極のトレードベタといわれた阪神球団が順調(に見える)補強を進める今年のストーブリーグ


あとは、大型FA選手を獲得できればいうことはないのだが・・・。

*1:背番号が「31」だった時期もあった。もっとも、この背番号を付けて大活躍した選手は長らくいないのだが・・・。

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