後講釈は無用。

ここ数日の底抜け相場のせいで、顔色が株価ボードの表示と同じ色になってしまった人も少なくないと思うが、冷静に考えれば、2年半も遡れば、今と同じか、それよりも低い数字にたどり着けるわけで。


さすがに、前世紀のバブル崩壊の時は当事者にはならなかったが、今世紀に入って以降、ITバブル崩壊、イラク戦争暴落、と度々食らっているだけに、株価の気まぐれには、ちょっとやそっとのことでは驚かないし、今回の話もそんなに焦る必要がある中身とは思えない。


こういう退潮期には、とかく悲観論を煽るような物言いをする“評論家”が増える。


曰く「株価の底が見えない」とか、「実体経済に悪影響が出る」とか、挙句の果てには「日本売り」等々、我が国国内の政治状況に結び付けて語ろうとする人々まで出てくる始末・・・。


だが、そういった論調は、現実にはじき出された数字に“お追従”を述べているものに過ぎず、何の説得力も感じられないものといえよう。


そういうことをいう人々に限って、株価が右肩上がりの時期には、進軍ラッパを吹き鳴らすような煽りコメントしかしないもので、そこで警鐘を鳴らせないヤツらが今になって何をかいわんや、というのが率直な気分である。


日本だけでなく、ヨーロッパでもアジアでも、ここ数日大幅な株価下落が続いている今、「日本売り」なんて説明には何の説得力もないことははっきりしてきたし(要は、一連の株価下落は、サブプライム問題に端を発する単なる資金需給の問題に過ぎない)、現実の企業業績が下降基調にあるわけではない以上、きっかけさえあれば、以前よりも爆発的に上昇する可能性すらある。


したり顔の評論家やメディアが、暴落暴落、このままじゃ危ない、と煽るうちに洗脳されてしまい、損失覚悟で売りに出ようとしている人もいらっしゃるのかもしれないが、今の時代、単に寝かせているだけでも銀行預金より遥かに高い“利息”が付くわけだから、気長に構えるのが良いんじゃないかな・・・。




・・・と株価反騰への祈りを込めて言ってみるテスト。


筆者自身も、毎日帰社後にネットにつなぐと、正直冷や汗ダラダラ・・・である。


バクチ好きな人間としては、

「勤務中に株取引ができ、かつ、業務用端末で最新のインサイダー情報を入手できる会社」

を就職に際して選ぶべきだった、と今になって心底後悔している(笑)*1

*1:もちろん、バレた暁には、それで得た利益がささやかなお小遣い程度のものであっても、役員ともども詰め腹を切らされるのは当然の理である。

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