もう3年か、と。

2005年8月4日にブログを開設して以来、気がつけば丸3年が経っていた。


3年というのは結構な年月である。


当時ピチピチの新入社員気分が抜けていなかった若者たちは、今頃、居酒屋で上司のグチでもタレながら、後輩に説教していても不思議ではない年頃だ。


当時大学に入って最初の夏休みを迎えていた人々は、順当に行けば今頃就職が決まって、最後の夏休みを迎えている(あるいはこの先の進路を憂いて・・・(以下略))ことだろう。


高校受験を意識していた中3は、今頃大学入試に向けて準備を始める頃だろうし、ランドセルしょってた小学生も、半分くらいは中学の制服を着ている。


窓際の「部長」の椅子で踏んぞりかえっていた御仁たちは、今頃役員室に入ったか、さもなければ子会社の役員か何かになって、本社の一担当者に頭下げて仕事もらいに来ていたりして・・・。


変わらないのは、“ロスジェネ”のドツボに嵌ったフリーターと、いつまで経っても空かないポストを目の前にして、プレイヤーとしての“経験”と中性脂肪を溜め込んでいく、“元若手”世代(これはロスジェネとたぶんに被る(苦笑))くらいだろう。




自分は、といえば、元々は、開設後半年くらいで新しい生活に移るつもりで、社会人生活への惜別のつもりでブログを始めたのであった。


にもかかわらず、この3年間、見かけ上はやっている仕事は変わらないし、書いているエントリーのたどたどしさも変わらない。


給料も(職位も)ちょっとは上がったけれど、干支一回りくらい下のダルビッシュ君の年俸には引き離される一方である。


せめて、「仕事の質」だの「エントリーの質」だのが

「変わったよ!」

と言えれば、3年分の示しがつくのかもしれないが、そんなことを声を大にしていう勇気は、とてもじゃないが、ない。


それでも、気がつけば、今日で120万ページビュー。この1年で60万ページビュー強、となったこのブログ。


ネット上のコンテンツは生かすも殺すも読者次第、というこの時代だけに、自分は、読者の皆さまに生かされているのだ・・・、とつくづく感じている。



心から、感謝の意を込めて。明日からまた新しい一歩を刻みます。

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