3年前のエントリー

ネットというのは不思議なもので、最近Twitterでどなたかが紹介してくださった当ブログの古いエントリーに、結構な数の方々が“呟き”を付けて下さっていることに気付いて、驚いた次第。

「企業内弁護士が増えない理由」の裏にある誤解
http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20071120/1195599664

ちなみにこのエントリーは、

「誤解」の原因はどこにあるのか?
http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20071201/1196531138

とセットになっているので、合わせて読んでいただくと、自分が当時言いたかったことがより伝わりやすくなるかもしれない。



あのエントリーを書いた3年前に比べると、「社内弁護士」の数は今や飛躍的に増えた。


相対的な増加率でみれば勿論のこと、絶対的な人数でも、もはや馬鹿にならない数まで増えてきているんじゃないかと思う*1


もちろん、当時自分が指摘した「誤解」が、今就職を考えている法曹の卵たちの中から完全に消え去ったか、といえば、たぶん答えは“No”だと思うし、就職先を考える上で、企業・団体への就職が最もポジティブな選択肢と成り得ているか、といえばもっと怪しいだろうと思う*2


だが、(自分のイメージからすれば)まだまだ緩慢とはいえ、時代が確実に変わり始めているのは確かなわけで、前記古エントリーを書いていた頃の状況をいろいろと思い返すと、何とも感慨深いものがある。


変化のスピードに押し流される前に、また何か書き残しておくことにしたい。

*1:少なくとも田舎の弁護士会の所属弁護士数よりは遥かに多い数の弁護士が、組織内弁護士として登録しているはずだ。

*2:個人的な印象としては、様々な会社の中で働き始めたばかりの若い弁護士の“志の弱さ”(表現の仕方は難しいのだが、一番適切な言葉を探すなら、「低さ」ではなく「弱さ」ということになるだろう)が気になるところ。この辺は落ち着いたらまた考えてみることにしたい。

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