真弓監督就任以来、あまりパッとした話題がなかったタイガース。
今季も、ヤクルトの独走を許し、5割前後を行ったり来たりする成績の中で何とかキープしていたCS出場圏内のポジションも、毎年恒例のシーズン終盤のへばりで、絶望的になりつつある。
となれば、そろそろ来るだろう・・・と思ったら案の定来た。
「阪神はチームがクライマックスシリーズ(CS)を逃した場合、真弓明信監督を解任する方針を決めた。13日、球団幹部が意向を明らかにした。阪神は13日現在63勝65敗6分で、3位巨人と3.5ゲーム差の4位と低迷。優勝の可能性は既に消滅しており、CS進出圏内の3位に入るのも厳しい状況となっている。」(日本経済新聞2011年10月14日付け朝刊・第37面)
まぁ、長年のファンにしてみれば、この時期の監督更迭報道なんて見慣れたもので、10月に入ってから出てくる、なんていうのはむしろ遅いくらい*1なのだが、虎が“強い人気球団”になってはや10年近く経っていることを考えると、この動きに違和感を抱く若いファンは意外に多いのかもしれない*2。
監督交代劇に限らず、調子のいいピッチャーは外国人ばかりだったり、投げても投げても報われない日本人エースがいたり、鳴り物入りで入団した大物選手がケガで全く仕事してなかったり*3、力の落ちたベテランがブレーキ状態になったまま切るに切れなかったり・・・と、かつての“ダメ虎”的エピソードには事欠かない今年のタイガースに何となく郷愁を感じてしまう自分もいるので、その辺は複雑な心情で見ているのだけれど・・・。