育てる、という立場にいる者の苦悩。

ここ数日のニュース。

結果がどう使われるのか今一つ分からない沖縄の県民投票とか、女性枠をはねのけてまで最高裁判事に収まった宇賀克也教授とか、トリニータに開幕戦で負けて本格的にJ2落ちが見えてきた名門アントラーズとか、なんだかモヤモヤする話はたくさんあるのだけれど、やっぱり一番モヤモヤするのは、四大大会連続優勝で世界ランク1位に立った途端にサーシャ・バインコーチを解任した大坂なおみ選手のニュースである。

背景に何があったか、今の時点では大したことはわからない。
だが、身を削る思いをして、人を育てる、という経験を一度でもしたことのある者であれば、やはり、ここはコーチに同情せざるを得ないし、大坂選手にこの後待ち構えているであろう運命も容易に想像がつくだけになおさら切なくなるわけで・・・。

義理とか人情とか、そんな古臭いことを言うつもりはないのだけれど、頂点に立った時にこそ、「プレイヤー」を客観的に「諫めて、冷ます」存在の人が周りに必要。
そうでないと、本人も、それまで身近にいた人間も、みんな不幸を味わうことになる。そんな気がする。

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