”暑熱対策”がもたらす優雅な(?)週末

ブログの更新を長らくさぼっている間に、季節はすっかり夏競馬ど真ん中。

そして、先週からは、JRAが、昨年新潟競馬場で導入した「競走時間帯の拡大」を、”暑熱対策”という聞き慣れない(だが、この四文字熟語の使い方がいかにもJRAらしい)フレーズとともに拡大し、新潟と中京の二場で絶賛実施中である。

自分は古めの人間だから、最初この”暑熱対策”による競走時間の変更、と聞いたときは、「夏の『薄暮(はくぼ)競馬』が復活するのかぁ」*1と何だか懐かしい気持ちになったものだが、今年、いざ本州の二場で始まってみると、これがなかなか新鮮。

かつて薄暮競馬が行われていた札幌競馬場では、”暑熱対策”不要、とばかりに、通常どおりの時間割でレースが淡々と進行する。

これに対し、新潟、中京の二場では、午前中最後の5レースが終わると、そこから3時間以上の長い休憩に入り、再開した6レースからいきなり準メイン。
再開後の2レース目がメインの重賞、という、なかなかインパクトのある展開となる*2

いくら酷暑への対策とはいえ、現地にいる関係者や競馬場で観戦している方々にとっては、時間の使い方に頭を悩ませるところも多いことだろう。
ただ、離れたところで見ている人間としては、逆にレース密度が薄まった12時台~14時台の時間帯を有効活用できる、ということで、実にありがたい。

そうでなくても三場開催、というのは慌ただしくて、どこかでレースが終わったと思ったら次のレースが違う競馬場で始まってしまうし、そのたびにラジオNIKKEI第1と第2のチャンネルを切り替えて・・・と、振り回される状況になりがちだったりもするのだが、時間帯がズレることでそこはゆったり、ゆっくり対応できるようになるし、その間、他の仕事に集中して打ち込むこともしやすくなる。

元祖・薄暮競馬(夏)と同様に、いま行っている目的(”暑熱対策”)よりも重要なものが出てくれば、今年のような取り組みが一瞬で終わってしまう可能性も否定できないのだけれど、せめて今年の間だけは、この贅沢な時間をもう少し堪能できれば、と思っているところである。

*1:夏の日の長さを堪能しよう、とばかりに、2004年に函館・札幌でレース開始時間を大幅に遅らせて17時台まで競馬を楽しめるようにしたのが始まりで、その後も細かい時間帯変更を経ながら2010年までは続いていたはずだが、東日本大震災後の「節電」志向の強化により、2011年からは元の時間割に戻ってしまった。

*2:15時台の地上波全国ネット中継を意識しての編成、ということは明らかに見て取れるのだが、3歳未勝利戦からいきなり準オープン、重賞、とレースが続く経験はそうあるものではない。

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