アメリカン・ベースボール・ショーの終焉

結局、これは“世界一決定戦”などではなく、
単なる“アメリカン・ベースボール・ショー”だったのではないか、と、
思わせてくれるような光景の数々。


ネット上では既に語りつくされていると思うが、
笑わせてくれるね、ボブ・デービッドソン(爆)。


・・・っていうか、
「2006年度よりMLB復帰が決定している」って、
大丈夫かMLB(笑)*1


エンターテイメントに関しては世界随一の演出力を誇るかの国だけに、
元々彼は、試合を盛り上げる「悪役レフリー」の役だったのかもしれないが、
だったら、不利な判定は“愛するナショナルチーム”に与えるべきで、
不可解なジャッジで救われ続けた悪役を“力でねじ伏せる”、
という美味しい役回りをメキシコに与えてやる必要はあるまい(笑)。


視聴率や観客動員を計算して、
ナショナルチームが順当に決勝まで勝ち上がるためのカードを組んだはずが、
準決勝の一角を“東洋のイエローモンキー”対決にしてしまった不覚*2


これにて、アメリカン・ベースボール・ショーは終焉した。


さて、ここからの“真剣勝負”の行方が気になるところだが、
個人的には、今回のような急造チームで幸運な勝利を収めるよりも、
徹底的に隣の国に負けたほうが、
将来的には良い方に進むのではないか、と思っている*3


ワールドカップを目指すサッカーの日本代表チームにしても、
五輪を目指す各競技団体のナショナルチームにしても、
団体ごとの巧拙こそあれ、
4年間というスパンの中で、最高の力を出せるように環境を整え
強化を進めている。


負けたことで急に国民的関心を集めた、というのは
いかにも皮肉な話だが、
今回の「オールスターチーム」は日本代表を名乗るには、
あまりに存在が軽すぎるような気がする*4


ちなみに、
今回の“アメリカン・ベースボール・ショー”のドタバタを見て、
一番喜んでいるのは、
Baseball」を五輪競技から除外する決定に一票を投じた
IOCの面々ではないだろうか。


Baseball」の最大の運営団体であるMLBが犯した失態。


今の「Baseball」が五輪競技にふさわしいものなのかどうか、
一つの課題を浮き彫りにした、という点では、
東洋人にとっては不愉快極まりなかったショーにも
大きな意義があったのかもしれない。


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*1:ある意味、数々の所業は、MLB復帰決定に対する“お礼”の意味を込めた“名ジャッジ”といえなくもないが・・・。

*2:常識的に考えて、予選リーグの同組のチーム同士が準決勝であたる、っていうのはおかしいだろうに。

*3:もっとも、隣の国にだけは負けてほしくない、というのが自分の偽らざる心境でもあるのだが・・・。キューバかプエルトルコに木っ端微塵にされるのが本当は理想だった。

*4:ま、キューバ以外はどこも「ナショナルチーム」に値しない、というべきなのかもしれないが。アウェーのハンディキャップを乗り越えて、キューバには順当に優勝してほしいと願っている。