テレビ東京系列で連日中継されている世界卓球選手権、
これまで見る機会がなかったのだが、
夜中にダイジェストが放映されていたので、とりあえず見てみる。
五輪の時ですら、ハイライトのハイライトくらいしか見たことのない
自分にとっては、非常に新鮮だったのが、
1セット11点先取ルールによるスピーディな展開や、
“全部シングルス”の団体戦。
このあたり、テレビ向けコンテンツとして“改造”された
苦心の跡を見て取ることができるのだが、
試合内容の方も、豪快なスマッシュショットがあれば、
繊細なドロップだの魔球サーブ(笑)だのがあり、
見事なラリーの応酬があったかと思えば、
あれ?と思うような空振りやダフショットがあったり*1、と
ちゃんと見るとなかなか面白い。
自分は、「天才卓球少女・愛ちゃん」の成長を
夕方のニュースの一コーナーで眺めてきた世代だから、
今や日本チームのエースとなった福原愛選手の気迫あふれる表情や風格に、
ある種の感慨すら覚えたりするのだが、
それでもまだ17歳。
世界選手権の団体戦でメダルをとったくらいでは、
マイナー競技の域を脱するのは難しいだろうが、
このまま5年、10年と福原選手がエースとして君臨してくれれば、
もしかすると、街のどこかしこに卓球台が置かれる時代が
甦るのかもしれない。
温泉のインチキピンポンでは無敗の強さを誇る筆者としては*2、
ボウリング場の卓球台がもう少し増えるだけでも
嬉しかったりするのであるが・・・(笑)。