ツンデレ娘と天皇賞。

5歳牝馬スイープトウショウ
パドックでは二人引きでも収まりがつかないような
カリカリしたところを見せ、
馬場入りを嫌がって尻っぱねするような気性のキツさを見せつつも、
大レースになると鞍上・池添騎手の手綱に応えて
豪快な差し脚を繰り出す*1


誰が呼んだか、ツンデレトウショウ(笑)*2


個人的に、豪快な追い込み馬が元々好きなこともあって、
この馬が出ると、必ず単勝複勝は押さえることにしているのだが、
馬券的には何とも相性が悪い*3


これまで買ったレースの戦績。

2003年阪神JF     1番人気5着
2004年エリザベス女王杯 1番人気5着
2005年天皇賞(秋)   4番人気5着

買わなかったレース*4では、
秋華賞宝塚記念エリザベス女王杯とG13勝、
オークス安田記念2着、と堂々の結果を残しているだけに、
何とも悔しい。


で、昨日の天皇賞
去年の例を見るまでもなく、
ここ何年か府中の2000mの展開を見ていると、
正直、この馬の脚質では辛いか、という思いもあり、
前走、京都大賞典快勝(しかもラスト3F32.8!)の反動も懸念され、
しかも押し出された1番人気で馬券妙味も乏しい。


それでいて、馬体重マイナス12キロ、とくれば、
本来見送って正解のはずだったのだが、
こういう馬のことだから、買わなくて来たら悔しいなぁ、
という余計な思いにとらわれ、思わず手を出す。


他の馬券の方は、
先行で、かつしっかり伸びる馬が強い最近の傾向考えたら、
安藤勝己ダイワメジャーしかない、と
全部、14番&7枠から流しているのに、
メジャーの単勝の代わりにスイープの複勝を買ってしまった(バカ)。


ま、結果は見てのとおりである。


スイープ最強牝馬説を唱えながら、
昨年の天皇賞(秋)、密かにヘヴンリーロマンス絡みの万馬券
スパークしたことを根に持っていたのか、
直線で期待させてくれることもなく、砕け散った・・・。
(しかも美味しいダイワメジャー単勝7倍と引換えに・・・)


次走、どこに向かうかは知らないが、
ジャパンカップの2400mは、この馬には結構はまっていると思うので、
人気薄で出てくれば・・・という思いはある。


今度ばかりはしっかり走ってほしい・・・。



ちなみに、レース全体の感想だが、
インティライミが結構なペースで引っ張った割には、
前の馬が良く残ったなぁ、といったところ。


特に好位置につけて押し切ったダイワメジャーはさすが。
毎日王冠天皇賞(秋)と取った馬は、
最近あまり記憶にない。


去年のマイルCSでも思ったことだが、
先行してしっかり末も伸びる馬は、展開に左右されないだけに
混戦ムードの時は買いだろうな、と思う。


2着、3着は夏場の研究不足がたたって、
広めに流したワイドでも押さえてなかった(恥)。


2着、スウィフトカレント(牡5)。
アサクサデンエンの弟と気付いたのがレース後だから、
あとは追って知るべし・・・*5


小倉記念のレコード勝ちが気になってたのは確かだが、
G1戦績のなさゆえ、躊躇したのが間違いであった。


アドマイヤムーンは、
今年の3歳=弱い、の脊髄反射で消してしまったのだが、
きっちり3着に入ってくるあたり地力はありそう*6


っていうか、2着横山典弘、3着武豊なら、
ジョッキーだけで流しても良かったではないか。
(また2着か、横山典・・・。)


いずれにせよ、
夏場に実績を残した馬の力関係を見極める力量がない以上、
今年はこの先も、遊び程度にしか、楽しめそうにない・・・。

*1:普通のレースだと鞍上と喧嘩してるくせに。

*2:本来の語源から言えば、牝馬には強いが牡馬には弱い、メジロドーベルだとかアドマイヤグルーヴみたいな馬の方がその呼称にはふさわしいと思うが(笑)。

*3:元々牝馬との相性は決して良くないのであるが・・・。

*4:他の馬を買ったわけではなく、純粋に都合でチャレンジできなかったレース。

*5:兄貴の方はしっかり押さえていたのだが。

*6:むしろ、インティライミを筆頭に、オースミグラスワンローゼンクロイツと枕を並べて討ち死にした、ディープ世代の方が弱いのかも。

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