祖母井GM退団

「サッカーJリーグ1部(J1)千葉は15日、祖母井秀隆チーム統括本部長(55)の退団と、後任として唐井直氏(49)の就任を発表した。」(日経新聞2005年12月16日付朝刊・第37面)

数日前の報道で祖母井GMの退団は確定的になっていたのだが、
わざわざフランス2部・グルノーブルの強化責任者になるために
辞めることはなかろう*1
というのが率直な感想で、
15日の正式発表も、小さな記事ではあるが、
ジェフサポにとっては大きな衝撃、といわざるを得ない。


祖母井氏がGMに就任したのは
毎年のように降格の危機に怯えていたジェフ暗黒の時代。
馴染み深いベテランを容赦なく切っていく編成方針や、
一向に向上しない戦績ゆえ、
サポーターの猛烈な抗議活動にあっていた時期もあったのは確かだが、
オシム・フィーバー”が続く今となっては、
それも遠い昔の出来事。


潤沢な資金力を持たないチームにおいて、
戦国Jリーグの荒波を乗り越え、
「1部の名門・古河電工」の看板を守り通した功績は大きい。


さて、後任の唐井氏、
昨年東京VのGMとして降格の憂き目にあった、
という縁起の悪い経歴をお持ちのようだが、
この難しいポスト・イビチャ時代に、
どういう方向にチームを導いていくのか、
まずはお手並み拝見、といったところだろうか・・・*2

*1:さらに日本に残っていたら、オシムジャパンでの要職に就くチャンスもあっただろうに・・・。

*2:ちなみに、唐井氏は、全日空ボイコット事件の際の中心選手。あの事件の直後は、小学生の間にも“ボイコット”ネタが蔓延したものだが・・・(苦笑)。

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