生きていく力。

今年も久しぶりに学生時代の古い友人との総決起集会を開催。


十年一昔前は、貧乏学生とそれに毛が生えた程度の“何ちゃって”社会人しかいなかったこの会も、気が付けば、結婚した者あり、子供が生まれた者あり、転業してサムライライフを愉しんでいる者あり、ベンチャー企業のマネジメントをバリバリやっている者あり、そうかと思えば長居した学生生活にようやく別れを告げる者あり、と多彩な様相を呈するようになってきている。


日頃色恋沙汰とは無縁に見えた後輩が、少々年の離れた婚約者を連れてきて、「ジェネレーションギャップぐぁ・・・」なんて叫んでいたりする光景*1の隣で、10年前にタイムスリップしたかのような、刺々しい会話(笑)が交わされていたりするのも、この会ならでは。


10人いれば、10人マチマチの行動パターンを見せる、というのが、学生時代からのよき伝統だったのだが(苦笑)、その習性は何年経っても変わらないらしく、誰一人として同じ道を歩んでいない。


これだけ個性が強く、協調は二の次で、容易には他人と交わらない人間どもが、しっかりと根を張って、たくましく生きているサマを見るたび、(世間でよく言われているような)組織のために人が動かされている、なんて発想はただのフィクションでしかなくて、所詮、人のために組織っていうハコがあるだけなんだ、ということをよくよく思い知らされるわけで・・・(ただの錯覚かもしれんけどw)。


まぁ、日々ブログで吠えているほどには気丈ではない筆者にとっては、原点に立ち還る良い機会なのは間違いないところである。


結局、生きている限り、楽しいことも面白いことも山ほどあるわけで、少々の不遇は、ネタにして、笑い飛ばして生きてきゃいいんだよ、って改めて感じた春の一夜であった。

*1:といっても、せいぜい5〜6年の差なんてカワイイものである。世の中、上には上がいるものだから(笑)。

google-site-verification: google1520a0cd8d7ac6e8.html