今日の高校生ドラフト、千葉ロッテが競合の末1巡目で獲得した成田高校・唐川侑己投手が、記者会見で
「子供の頃から憧れていて・・・」
みたいなことを話していたのを聞いて、時代は変わったものだ・・・、と思わずこっちが感極まってしまった。
89年生まれの平成世代、となると、物心ついたときにはちょうど“第一次バレンタイン政権”だったりするし、本格的に野球をやり始めた頃には、既に“地元密着型”“若手育成に定評あり”という独特のカラーを持つ球団になっていたと思われるから、そんなに不思議なことではないのかもしれないが、かつて8球団競合の末手に入れた小池秀郎投手（正確には関係者談か）に、
「ロッテにだけは行きたくなかった（行かせたくなかった）」
と言わしめた球団だったことを考えると*1時の流れというのは何とも有難いものだと思う。
できることなら、ジョニー黒木の背番号54を継承してほしいものだ。
もうひとつの“快挙”
ドラフトの話題と言えばもうひとつ。
北海道・札幌南高校の寺田龍平投手を楽天が1巡目で指名した、という話題も凄い。
日刊スポーツサイトの記事での紹介*2を見るまでもなく、「札南」といえば北海道屈指の名門進学校*3
仙台育英・佐藤投手の外れ1位とはいえ、夏の地区予選ベスト４は堂々たる実績だし、185cmの長身右腕でスライダーのキレで勝負できる、というのも前年入団した“怪物”を連想させる。
既に新人王当確になった今年のビッグルーキーと比べるのは酷かもしれないが、数年後、大きな花を咲かせてくれるのを楽しみに待つことにしよう。
*1:そんなヘッポコ球団が千葉に来ることが決まったのはその翌年の話で、当然の如く、千葉市民は皆恥ずかしい思いをしたものである。今や隔世の感、だが。
*2:http://www.nikkansports.com/baseball/professional/draft/2007/f-bb-tp1-20071003-264950.html
*3:余談だが、現在の東大野球部主将の山田聡捕手も札幌南高校出身である。シーズン残り試合での奮起を期待したい・・・。
