5年目のトレード

この時期になると、毎日のようにプロスポーツ界(特にプロ野球)のストーブリーグの話題が新聞紙面を賑わすようになるのであるが、以下のニュースを聞いた時はちょっと驚いた。

「横浜の加藤武治(31)、松家卓弘(27)両投手、関口雄大外野手(24)と日本ハム稲田直人内野手(30)、坂元弥太郎投手(27)、松山傑投手(20)に3対3の交換トレードが成立し25日、両球団から発表された。」(日本経済新聞2009年11月26日付朝刊・第41面)

松家投手と言えば、東大野球部出身、の看板を引っ提げてベイスターズに入団し、長い二軍生活を経て5年目の今年、ようやく一軍で登板できるようになったばかりだと言うのに・・・。


今回、松家投手がトレード要員になったことは、同投手が単なる“客寄せパンダ”ではなく、トレードの駒になる程度の実力を評価される存在になった、ということだと考えるべきなのか。それとも何か異なる理由で今回のトレードに至ったのか。


いずれにせよ、新天地での活躍を願うほかない。


なお、松家投手とともに日ハムに移籍することになった加藤武投手も東京学芸大学の出身であり、この業界では珍しい国立大出身者が2名対象になった、という点で、非常に興味深いトレードだと、個人的には思っている。

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