劇場型政治パフォーマンスの時代。

自分は、別に自民党支持者でも民主党支持者でもないので、どっちが勝とうがさしたる問題ではない*1のであるが、パフォーマンスの妙とメディアの世論誘導を楽しむ、という視点で見れば、なかなか面白いなぁ・・・と思う昨今の政治情勢。


“歴史的政権交代”を演出すべく主力メディアが躍起になっているのが近年の傾向なわけで、今回も、総裁選が始まるや否や、“候補の乱立”と良く分からないケチを付けてみたり、麻生太郎氏を悪役に仕立てようと必死になってみたり(“国民的人気”を集めて内閣支持率があがってはコトだから)。と微笑ましい。


あるコメンテーターが、

「昔の自民党は派閥がしっかりしていて良かったのに・・・」

的なことを述べているのを耳にしたときは、さすがに失笑を通り越して呆れたし*2

「前回の総選挙で小泉首相の“刺客”パフォーマンスに踊らされたことを反省しなければなりません」

みたいなことを神妙に述べていた某情報番組が、嬉々として、

小沢一郎代表の国替え」

の話題を取り上げていたのを見たときは、「せめて今回の選挙が終わるまでは反省したふりをすればいいのに・・・」と思ったりもしたのであるが、洋の東西を問わず、政治が盛り上がると喜ぶのがメディアの人々の性なのだろう。


この辺りは、選挙が終わるまでの“エンドレスな24時間テレビ”だと思って、暖かく見守ってあげるのが視聴者の役目なのだろうと思う。




北京五輪と並ぶ今年の一大コンテンツである一連の劇場型政治闘争。


使い古したブラウン管テレビで眺めるのは何だかもったいないから、(8月に買い損ねた)地デジ対応大画面プラズマテレビでも買ってきて見るのも悪くない(笑)。


いかに最新鋭の放送技術を駆使したとしても、主役達の腹の中のどす黒いものを字幕表示することはできないが、彼・彼女達の有権者や党員に向けられた“作り笑いの目元の皺”くらいは、くっきりと見ることができるはずである・・・。

*1:どちらかと言えば、タイガースが無事逃げ切れるかどうかの方が遥かに興味がある。

*2:「派閥」政治を散々叩いていたのはどこのどいつだ?と(笑)。