記念すべき「3300勝」。されど・・・

武豊騎手が今日の阪神第1レースで、JRA通算3300勝を達成した。


自分がまだ合法的には馬券が買えない時代から凄い凄いと言われていた武豊騎手だが、当時はまだ1000勝に到達するかしないかくらいだったことを考えると、そこから積み重ねられたもの*1の長さ、重さを感じさせられるようで、自分にとっても感慨深いものがある。


もっとも、当の武豊騎手に、この日の記録達成の余韻を味わう余裕があるのかどうか。


残り3週という状況で迎えた今週の競馬でも、土曜日0勝。


日曜日も、勝ち星の大幅積み上げとはならなかった武豊騎手にとって、現在のリーディングトップ、内田博幸騎手との勝ち数の差が残り2週、非常に重くのしかかってくるだろうことは、容易に想像が付く話だ。


フル参戦したシーズンとしては、約20年ぶりとなる「2位以下」のポジションにこのまま甘んじるのか。


三浦皇成あたりに抜かれるのであれば、「世代交代」という大義名分も立つだろうが、同世代のウチパクの後塵を拝するのは、武騎手にとっても本意ではないと思われるだけに、個人的にはラスト2週のドラマチックな追い上げに期待しているところである。

*1:筆者の場合、華麗なる馬券的勝利の積み重ねよりも、散々なる馬券的敗北の記憶の方が強く残っているが・・・(苦笑)。

google-site-verification: google1520a0cd8d7ac6e8.html