ベストアルバムにありがちな不満。

最近CDショップに行く機会もめっきり減ってしまって、誰がどんなアルバムを出しているかなんてことにもだいぶ疎くなってしまっている。


ゆえに、槇原敬之が最近ベストアルバムを出した、ってことも、今日の日経の夕刊の記事を見るまで知らなかった。


「Smiling」シリーズ以来のベスト。しかも、デビュー20周年を記念して、「ラブソング」と「ライフソング」というコンセプトの下に、気合を入れて2枚出す、ということだったから、かなり期待して曲目のリストを見たのであるが・・・


Noriyuki Makihara 20th Anniversary Best LIFE

Noriyuki Makihara 20th Anniversary Best LIFE


Noriyuki Makihara 20th Anniversary Best LOVE

Noriyuki Makihara 20th Anniversary Best LOVE


これはちょっと残念な感じだ。


元々アルバムの曲も含めて、「外れの曲」っていうのがほとんどないアーティストだし、今回セレクトされている曲の中にも、「君は僕の宝物」とか「Love Letter」とか(「LOVE」の方)、「明けない夜が来ることはない」(「LIFE」の方)のような、“とびっきり”クラスの曲は入っているんだけど、それ以外のラインナップを見ると、どうも“メジャーな曲優先“というカラーの方が目立ってしまっているような気がする。


ラブソング集めるなら「花水木」や「The End of the world」あたりは絶対に外せないし*1、ライフソングなら、「ミルク」とか「東京デイズ」なんかも入れといて欲しかった。


まぁ、ファンの贅沢を全部聞いてたら、ベストアルバムなんて絶対に世に送り出せなくなるのは分かっているので、あくまでアーティストやレコード会社の都合で曲目を決めてくれればそれでいいんだけれど・・・*2



今考えると、「Smiling2」に収録されていたラインナップが一番良かったなぁ、と思う。


出た当時はそれでも不満があったし、それゆえ、他人に貸したまま戻ってこなくても、そんなに目くじらを立てていなかったのだが・・・。惜しいことをしたものだ*3

*1:どっちも悲恋系の曲ではあるので、今回のコンセプトとは合わないのかもしれないが。

*2:気に入らなきゃ買わないだけだし。

*3:元々マニア向けに出されたものだから、今や新品で入手するのは困難だろう。保存状態のいい中古があれば、あらためて買っても良いのだが・・・。

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