「成人の日」の悲劇。

成人の日に合わせた「3連休3日連続開催」。昨日までは馬券の収支がいい感じだったこともあって、

「新成人の半分以上の歳月を生きた明け10歳馬*1がオープンレースを快勝するなんてすごいですね。」

的なめでたい記事でまとめようと思っていたのだが、今日の中山第4レース、勝負どころの第4コーナー付近で三浦皇成騎手が“世紀の外斜行”をしてくれたおかげで、とんでもないことになってしまった。


9頭を巻き込む史上最悪の落馬事故により、関東のリーディング上位ジョッキー、特に今年の出だし絶好調だった内田博幸騎手や、中山では信頼できる蛯名正義騎手あたりの馬が全部乗り替わりになってしまったことで、せっかくの運気も去ってしまった模様・・・*2


デビュー戦の若駒同士が走っている以上、ある程度制御が利かない面があるのも分からないではないが、そうでなくても最近は玄人ファンや評論家に厳しい指摘を受けることが多い三浦騎手が、新年早々、結果としてどえらい事故を引き起こしてしまったことで、今年の競馬界にどんよりとした空気が流れるんじゃないか、と、いらん心配もしてみたくなる。


冷静に考えると、ニシノコンサフォスの件にしても、新年最初の重賞をアクシオン(牡7歳)が勝った件にしても、ポストSS、BT世代の層の薄さの裏返しでしかない、と思えばそんな明るいニュースではないし・・・


沈滞を吹き飛ばすような話題が、欲しいところだ。

*1:ニシノコンサフォス、牡10・宮本厩舎。26戦で9勝目。いくら調教技術が進歩したといっても、10歳馬(かつての11歳馬)がOP勝ちとは凄い。しかも3歳5月に未勝利を勝ちあがった後、ブランクを挟んで4歳冬から5歳3月まで4連勝。6歳にOP昇級後、その年(06年)に2勝して、その後も力の衰えを感じさせることなく、07年〜09年までOP2,3着の実績を堅実に残す・・・というこの息の長さの素晴らしさ。さすがはブライアンズタイムの直仔である。

*2:昨日までの勝ち分を一日で全部吐き出してしまった・・・。4Rの結果とは大して因果関係がない、と言われてしまえばそれまでなのだが・・・(苦笑)。

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