愚直な戦士たちの美しさ

南アフリカワールドカップ・グループE。日本対カメルーン


1対0で日本代表は実に8年ぶりの本大会勝利を飾った。


ここぞ、という場面で確実にチャンスをものにした松井‐本田のホットライン。


終盤こそ少しヒヤリとする場面があったものの、守備の方もいつになく冴えていて、特にエトーにほとんど決定的な仕事をさせていなかったのではないかと思う。


戦前、日本の惨敗を予測していた人たちに“ほれ見たことか”なんて言うつもりはない。
自分だって、あの本田のゴールの瞬間までは、半信半疑で映像を見守っていた。


ただ、こういう完璧なまでの勝利を見ると、母国の代表を信じることの尊さを改めて思い知らされる。


指揮官が描いた堅実な(でもある意味大胆な)ゲームプランと、それを着実に実行した選手たち。


4年前とは異なり、決して前評判が良くなかったからこそ、選手たちが愚直に終了の笛が鳴るまで自分たちの役割に徹し切れたのかなぁ・・・と思ったりもする。


もちろん、勝ち点3を取っただけではまだまだグループ突破はおぼつかないし、次のオランダ戦が非常に大事な試合になってくる(勝ち点を1つでも積み上げれば、その先がかなり楽になる)のは間違いないのだが、まずは、今日の勝利を率直に称賛したい、そんな思いだ。

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