頼むぞもうひと波乱。

グループFの最終戦で、イタリアが壮絶な打ち合いの末、スロバキアにまさかの敗戦。
前回準優勝のフランスに続いて、前回王者のイタリアまでもが1次リーグで姿を消す、という大波乱になってしまった。


欧州から遠く離れての開催、ということもあって、ヨーロッパの強豪国が軒並み苦戦している*1のは各グループに共通した今大会の傾向だったし、イタリアの場合、フランス同様前回以降の世代交代がイマイチうまくいってない、という事情もあったようだが、それでも最後は順当に抜けるだろう*2、と思っていただけに、やっぱり衝撃は大きい。


正直言うと、あと1時間くらいでキックオフを迎える我らが日本代表が、既に敗退を決めたスロベニアやイタリアといったチームと比べて本当に決勝T進出に値するのかどうか悩ましいところはあるし、内部崩壊を起こして無残にも敗退したフランスと戦ったって、今の日本では勝ち目は薄いんじゃないかと思う。


だが、そういう国で生まれた人間である以上、自分が望むのはあくまで日本の決勝T進出という「波乱」であるのは言うまでもあるまい。


巡り合わせも運の内。幸いなことに目前の相手は、スペインでもブラジルでもアルゼンチンでもないのだから、気後れすることなく、堂々と臨んでくれればな、と思う次第である。

*1:これに対し南米のチームは絶好調。

*2:フランスみたいに監督がどうしようもない、といった事情もなかったし、グループに同居していた相手との力差もかなりあるように思えた。ドイツにしてもイングランドにしても、苦戦しても最後はきっちり制して決勝T進出を決めていただけに、イタリアも最終戦で爆発と思っていたのだが・・・。

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