ここから新しいドラマは生まれるのか?

世の中には、よく自分が受けてきた試験の分析を、受かった後も熱心にやっていて、そのまま趣味が高じて(?)“対策講座の講師”みたいなことをやっている人もよくいるのだが*1、自分は性格的に、一度通り過ぎてしまうと、その後は通り過ぎたものにはほとんど関心を持たなくなってしまうタチである*2

なので、この話題にも、元々そんなに大きな関心をもっていたわけではないのだが・・・

平成23年司法試験予備試験受験案内
http://www.moj.go.jp/content/000056233.pdf

日程だけ見ると、何となく懐かしい感じがする。

短答は5月だし*3、論文は海の日の連休、そして10月後半にやってくる口述試験

口述試験の発表のタイミングまでほとんど同じ。

違うのは、「一般教養科目」という見慣れない科目名や、短答式試験から両訴、商法、行政法、といった科目が登場していること、そして、口述試験の合格発表が「最終」合格発表ではない、ということくらいではなかろうか。

まぁ、最後のが一番大きいところだったりはするのだけど・・・


競馬でいえば、「カク地」の馬が、トライアルの狭い枠をくぐってクラシックレースに出走するようなもの。
ゴルフの世界でいえばマンデー。
野球で言えば育成枠スタート(?)。

そんな厳しい道のりであることは事実だとしても、僅かでも道筋が残った以上、そこにメインルートでは決して生まれえないようなドラマが生まれてくるんじゃないか、とちょっとは期待をしてみたくもなる。


なお、試験の時期は去年までと変わりないのに、願書の出願期間だけは、今年から大幅に早まっている(平成22年12月14日まで)ということに注意が必要だろう。

まさか、当局も早目に締切を設定することで、受験者の数を絞り込もう・・・なんて変なことを考えているわけではないだろうけど、ちょっと余裕がないスケジュール構成だな、というのが率直な印象である。

(参考)
2 試験日程
(1)短答式試験
【試験の期日】平成23年5月15日(日)
【時間割及び試験科目】
試験の期日集合時刻着席時刻試験時間試験科目
5月15日(日) 8:30 9:00 9:30〜11:00(1時間30分) 一般教養科目
―― 11:30 11:45〜13:15(1時間30分) 民法・商法・民事訴訟
―― 14:15 14:30〜15:30(1時間) 憲法行政法
―― 16:15 16:30〜17:30(1時間) 刑法・刑事訴訟法
【合格発表】平成23年6月16日(木)
発表方法等詳細については,後日法務省ホームページ(http://www.moj.go.jp/)に
てお知らせします(論文式試験及び口述試験も同様。)。
【合格通知書兼論文式試験受験票兼成績通知書発送】平成23年6月下旬
(2)論文式試験
【試験の期日】平成23年7月17日(日)〜平成23年7月18日(月)
【時間割及び試験科目】
試験の期日集合時刻着席時刻試験時間試験科目
7月17日(日) 8:30 9:00 9:30〜11:50(2時間20分) 憲法行政法
―― 13:00 13:15〜15:35(2時間20分) 刑法・刑事訴訟法
―― 16:15 16:30〜17:30(1時間) 一般教養科目
7月18日(月) 8:30 9:00 9:30〜12:30(3時間) 法律実務基礎科目(民事・刑事)
―― 13:45 14:00〜17:30(3時間30分) 民法・商法・民事訴訟
※ 法曹倫理は,法律実務基礎科目に含まれるものとします(口述試験も同様。)。
【合格発表】平成23年10月13日(木)
【合格通知書兼口述試験受験票兼成績通知書発送】平成23年10月中旬
(3)口述試験
【試験の期日】平成23年10月28日(金)〜平成23年10月30日(日)
【試験科目】
法律実務基礎科目(民事) 法律実務基礎科目(刑事)
【合格発表】平成23年11月10日(木)
【合格証書及び成績通知書発送】平成23年11月中旬

*1:例えば、大学受験や資格試験の世界で予備校の講師や問題作成者になってしまうような人。

*2:元々そんなに綿密に計画や対策を立てて試験ものにチャレンジするタイプでもないので(とにかく“来た球を打てば何とかなる”って思ってやってきたので)、やろうと思ってもできない、という方が大きいのかもしれないが。

*3:第2日曜日ではなく、第3日曜日になっている、というのが微妙だけど・・・。

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