アンケートを書きながら思ったこと。

某人気法律雑誌の「今年買った本」のアンケートの締め切りが間際に迫っている(締切は12月6日!)ことに気づき、慌てて作業をしているところである。

Excelファイルにざっと並んだ「今年の新刊本」リストを見ると、この1年だけでもずいぶんと法律書が世に出たものだなぁ・・・と改めて思うとともに、これを地道に打ち込んだ編集部の方々のご苦労に頭が下がるのだが、それはともかくとして、自分がしみじみ思ったのは、

「最近、法律書をすっかり読まなくなったな・・・」

ということ。

自分のいる会社は、それほど熱心に計画立てて法律書籍を購入するようなところではないし、そもそもコンスタントに本を買い揃えられるような予算も持っていない、ということもあって、元々は仕事と趣味を兼ねて、自腹で結構あれこれ揃えることが多かった。

また、買いはしないまでも、定期的に大書店の法律書コーナーに立ち寄って、あれこれ物色しながら目利きをするようなことは、毎週のようにやっていたので、それなりにこの業界の出版動向にも通じていたつもりだったのだが・・・


それがどうだろう。

最近では、本屋に行く機会もめっきり減ったし、珍しく買った本も、積読になってしまっているものが結構多かったりして、お世辞にも“有効回答”とは言い難いような回答しかできないのが、何とも情けない。

昔と違って、立場上、一から未知の法律を調べて勉強しなければいけないようなことも少なくなったし*1、これまでの経験から、本をわざわざ買わなくても、条文と判例とネットでも拾える立法時の所管官庁の説明等を見れば、ほとんどの問題は解決できる、ということに気付いた、ということも大きいのではあるが*2、それでももう少し情報を吸収しないといかんなぁ・・・と反省した次第。

まぁ、例年通り、雑誌で上位に来た本は、年度末に余った予算で“まとめ買い”するつもりではあるのだけれど。

*1:その辺は、下の人にみっちり調べてもらって、レビューした際に、感覚的に「?」と思ったところを差し戻して、さらに突っ込んで調べてもらう・・・といったスタイルの仕事が最近は圧倒的に多い。

*2:特に法改正後に雨後のたけのこのように出てくる“解説書”の多くは、NBL等に掲載されている立法担当者の解説に毛が生えた程度のものに過ぎないものであることが多くて、まったく食指が伸びない。

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