年始の辞

毎度のお約束(笑)、ということで、

明けましておめでとうございます。

また一つ年をとるだけなのに、何がメデタイんだか・・・なんて、どこかのCMのような突っ込みはさておき、人口が激減した都内で清々しい朝を迎える、というのは、やっぱり気持ちのよいものである。
冬休みに入ってから、例年ほどは夜更かししていないせいで、コンディションもそこそこ良いし・・・。

ただ、いつもならぼんやりと先のことを考えるだけだったこの日、今年は、ちょっとしたきっかけもあって、

「そもそも、今自分は、今こんなところで、こんなことしてていいんだろうか・・・」

的なことを考えさせられることになってしまったのも確か。

社会に出てからもう10年以上。
最初の数年の間は、目の前の仕事へのモチベーションを完全に失いかけるほど、何度となくそんな思いに襲われていて、それでも、自分がやっている仕事や積み重ねてきた勉強の中から価値あるものをちょっとずつ見つけて、最終的には、

「一つひとつ自分の人生を積み重ねていくことにこそ、価値がある。」

と、自分の心の中で、整理を付けたはずだった*1

それが、ひょんなことで揺らいで、こんな厨坊的な(苦笑)“邪念”が入り込んでくることになるとは・・・。

まさか新年早々、「人というのは、何とも脆い生き物だなぁ・・・」ということを、自ら体験することになるとは思わなかったけれど、年が変わるたびに40の大台が迫ってくる自分の世代特有の何か、もあるのかもしれない*2


どうせ、短い休息の時が過ぎれば、一気呵成に“寝正月のツケ”が押し寄せてきて、“邪念”の入り込む余地もないような生活が戻ってくるのだろうから、来年の今頃になるまでは、こんな気分に浸ることもないのかもしれないけれど、今年は会社の外に、というか、自分のこれまでのフィールドの外側に、もう少し意識的に活動領域を広げて行った方が良いのかもしれない・・・、ちょっとだけそんな思いに駆られた2012年の正月であった*3

*1:そして、そうやって前向きに気持ちを切り替えてからは、大抵のことはうまく行くようになった。

*2:結構、この辺のタイミングで、自分のフィールドを大きく変えてくる、っていう人は、周りを見回しても多いので。

*3:まぁ、今日明日で急に新しいことを始めることはできないし、仮にできたとしても、そんな薄っぺらい“転換”に大した意味があるとは思えないので、まずは、これまで通り、一歩一歩、になるのだけれど。

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