20年の輪廻。

何日か前のエントリーのタイトルにもしてしまったのだけど、
この季節になると思い出す「春〜spring〜」という曲がある。

ブレイクからわずか4年ちょっとで活動休止。しかもその翌年にギタリストの逮捕で解散、というHysteric Blueというバンドの悲劇性とも相まって、聞けば聞くほど郷愁にかられる曲なのだが、特に今年は。

20年前、まさに世に出たばかりのこの曲を聞きながら、新しい世界を夢見ていた青年は、今や中年の域さえ超えようとしている。
だが、背景の意味合いは全く違えど、「同じ視点で見ている世界が 二人ビミョウにズレてた」ということに気づかされたどん底から、這い上がろうとして飛び出す、というシチュエーションの本質に大きな違いはない。

まさに長い時を超えて、何度も輪廻転生を繰り返して、ここに戻ってきた。
そんな風にすら思えてしまう既視感が、余計にこの曲を心に染みさせる。

そして、あの時できなかった決断をようやくできる、ということに、今、自分はかすかな誇りを感じているのである。

Historic Blue(限定)

Historic Blue(限定)