その読みにくい馬の名をこれから何度叫ぶのか・・・

サートゥルナーリア。

キーボードで打ち込む分には、最近になってようやくスムーズにローマ字入力ができるようになったが、声に出して読もうとすると未だに噛む。
しかも短く略そうにも、どう縮めたらよいのか分からない・・・。

そんな馬が、秋初戦の神戸新聞杯で、「直線持ったまま、上がり3ハロン32秒3で後続を突き放して優勝」というなかなか派手なスタートを切った。

少頭数の超スローペースな展開だったから、勝ちタイムこそ平凡。
ダービーの時のような超ハイペースに巻き込まれた時にどう立ち回れるかは、もう一度やってみないと分からないところはあるとはいえ、あのダービー以外は「無敗」というほぼ完ぺきな戦績でGⅠ戦線に向かっていくことになる。

同じ角居厩舎にいた半兄(エピファネイア)は、同じようなローテーションで菊花賞に向かって見事に勝ったし、この馬も、これだけスローペースで折り合いが付く(そして直線で爆発的な脚を繰り出せる)のであれば、3000mくらいの距離は楽々クリアできてしまいそうだが、一方で、この日の中山のオールカマ―の惨状や、古馬の有力馬がこぞって凱旋門賞に参戦しそうな状況を見ると、天皇賞・秋ジャパンカップ、というルートでも偉業達成は成し遂げられそうな気がする。

本来なら世代を代表するはずだったロジャーバローズが早々と引退し、単なる「一冠馬」以上の輝きを放っているこの馬が名実ともに引っ張るのが今の3歳牡馬陣。

もう少し呼びやすい名前だったらよかったのに・・・ということ以外の欠点は今のところ見えない馬ではあるのだけど*1、たった3か月の間でも、いい意味でも悪い意味でも予想を裏切られることが常な世界だけに、ここはもう少し見守っていくことにしたい。

*1:母・シーザリオほど分かりやすくなくてよいのだけど、古代欧州のお祭りの名前からとるにしても(同じく読みにくかったエピファネイアも似たような語源)、もう少し考えろよキャロット・・・。

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