以前、Lexis社の野心的な雑誌発刊というニュースを取り上げたが、
(http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20060129/1138543673)
それに先んじて発刊されているのが、
この『Lexis判例速報』。
(http://www.lexisnexis.jp/books/hanreisokuho.html)
普通の判例雑誌と一味違うのは、
「脅威の速報性」と*1、
一つ一つの裁判例に署名入りのコメントが掲載されているところか。
もっとも、創刊から間もないこともあって、
解説陣の顔ぶれは限定されている。
特に創刊号などは、
連載記事(『営業権侵害をめぐる裁判例』)と
民・商法判例解説を執筆されている
中央大学の升田純教授(弁護士)の独壇場といった感あり*2。
他の判例雑誌と比べて、
商事系事件のウェイトが高いのは、
企業人が効率よく情報を仕入れるのに適しているといえるだろうが、
反面、一部の判決を除けば要旨のみの紹介にとどまっているのも事実。
月1回発行、1冊定価2000円が高いか安いか、といえば、
やはり高いというべきだろう。。。
速やかに一般の図書館にも入荷されることを望みたい(笑)。