『NANA』第5話

今週は、プロローグシリーズの最終話、
ずっと先までこの物語のカギとなる場面がヤマ。


トラネスに引き抜かれて上京するレンを、
大崎ナナが見送るシーン、
そこに至るまでの微妙な心理の描き方とあわせて、
個人的には結構好きな場面だったりする。


ただ、いかに原作に忠実に描いているとはいえ、
綺麗なアニメーションで描かれていた駅のホームに止まっていた列車が、
どうみても上越新幹線だったのはちょっと・・・。
なんだ、せいぜい2時間ちょっとで東京まで行けるんじゃん、
という突っ込みを入れるのは野暮だろうか(笑)。
(まだ「はやて」とかなら、情感が出るのだが・・・)


やはり、このシーンに関しては、
あえて原作とは舞台設定も話の構成も変えて、
一面の雪と、東京への遠い距離を予感させるローカル列車、
そして伊藤由奈の歌声、という“小道具”を駆使した
映画版の演出の方に軍配が上がるだろう*1


ちなみに、『NANA』の中では、
あまり具体的な土地柄リンクは張られていないので、
あくまで勝手な憶測に過ぎないのだが、
ナナ&ブラストの出身地は新潟近辺(たぶん越後線沿線)の港町*2
奈々の出身地は高崎か前橋あたり*3


地元の方々には是非とも町おこしに活用していただきたいものである(笑)*4

*1:中島美嘉の微妙な演技力を覆い隠した舞台設定の妙、まさに“JR北海道グッジョブ!”といった感があった。

*2:旅館もあるし、法学部置いてる大学もある。

*3:新潟から来る新幹線に途中乗車できるところで、田舎だけどそこそこ栄えているところといえば、あの辺。

*4:そういうところしか見ていない自分って、一体・・・。

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