会社法は難しすぎる?

日経新聞の法務欄で、
会社法難しすぎる?」という記事が掲載されているが*1
個人的には口語体で、項番号が振られただけで、
旧商法会社編に比べれば、条文としては
かなり分かりやすくなったと思う。
・・・っていうか、あれ以上簡単に書いたら、
実際の制度を記述することができなくなる。


難解さがあるとすれば、
そもそも複数の会社形態を設けていることや、
機関設計、株式の種類等を必要以上に多様化させたことに
起因するのであって、
それは条文の問題ではなく、
制度設計の問題、というべきだろう。

法務省関係者は「内閣法制局の審査では分かりやすさより厳密さが求められるため」と法案審査にも一因があると訴える。」

というが、
こと会社法に関して法制局に責任転嫁するのは、
気の毒な気がしてならない。

*1:日経新聞2006年6月12日付け朝刊19面。

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