某団体をめぐる議論について

前から突っ込んでみたかったun-knownman氏のエントリー。
http://d.hatena.ne.jp/unknown-man/20061121


自腹で懇親会出ている可哀想な担当者が
ここにもいますが何か? といったところだろうか(笑)。


自分の場合、会社に理解がない、というよりは、
全社的に交際費削減が進められている折、
うちの部署だけ飲み食いを会社の金でやるわけにはいかねぇ、
というよく言えば美学、悪く言えば自己防衛的処世術(苦笑)で、
自腹切っているだけなのだが、
まぁ、それでも元が取れるのが某団体の活動なわけで。


異業種の人の話は聞くだけでも勉強になるし、
長くあの種の団体に出入りしている方には、
人間的にも面白い方が多いので、
鬱々と社内にこもって仕事しているよりは、
よっぽど得るものが多い。
ゆえに、有給休暇をとらずとも各種会合に出席させてもらえることを
むしろ感謝すべきだと思っている。


なお、某団体を談合体質だの何だのと揶揄するむきもあるようだが、
華やかな外交の舞台の裏では、それなりに火花は散っているもので、
最終的に出てくる諸々の政策提言が、
「産業界の要望」という美しい衣をまとっているからといって、
それが馴れ合いの帰結である、と断定するのは
いささか早計ではないか、というのが率直な感想である*1


まぁ、いざ団体を使う側になったときのことを考えると、
大企業同士のコンセンサスに基づいて活動している
「巨大な圧力団体」と思われているくらいの方が、
都合がよいのかもしれないけれど(爆)。

*1:そもそも某団体を構成する企業・団体自体が多種多様なのであって、すべての構成員の利害が一致する課題−対策などあるはずもない。某団体が出した要望をどこかの構成員企業が別ルートで潰しにかかるようなことも昔はあったようだし、今あってもそれは決して不思議なことではないだろう(笑)。

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