2作目のジンクス

去年の今頃本ブログで筆者が絶賛していた福岡発の新星・YUI*1


まだそんなにメジャーではなかった昨年は、ライブのチケットの買取を金券ショップで拒否されるという悲しい思いも味わったのだが、今年のツアーはうって変わって一瞬にしてソールドアウト。


伸び盛りのアーティストの勢いというのは恐ろしいものである。


そんな中発売された2作目のアルバム。


CAN'T BUY MY LOVE (初回限定盤)(DVD付)

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どんなアーティストでも、1作目のアルバムのクオリティは水準以上に高いというのが相場なのであって、2作目、3作目と積み重ねていくうちにクオリティが維持できるかどうか、が、息長く活躍していけるかどうかの目安になっているといっても過言ではない。


1作目の出来の良さに感動して、2作目も買いにいったは良いが、通して聞いた瞬間に失望させられたアーティストの何と多いことか・・・。


セールス狙いでシングルの方に労力を注ぎ込みすぎたのか、単なるネタ切れなのかは分からないが、そういうアーティストの場合、しばらくコンスタントにチャートを賑わせていても、いつのまにかフェードアウトしていく傾向にあるのは間違いない。


それゆえ、今回YUIの2作目も注目して聴いてみたのだが・・・



個人的にはちょっと物足りない印象。


全般的にPOP調の曲でうまくまとめた、という感はあるが、1曲目から戦慄のアコースティックギターで押しまくっていた前作のような力強さがあまり感じられないのである。


元々、ヤイコや同世代の絢香などに比べると、ヴォーカル自体にそんなに力強さがあるわけではない(巧くて「個性的」なのは認めるにしても)だけに、曲そのもののインパクトがないと聞き流されて終わり・・・、ということにもなりかねない。


♯1「How crazy」、♯2「Rolling star」あたりまでは快調なのだが、その後、シングル2曲を含めて少し軽い曲が続いてしまうあたり、印象を悪くしているのかもしれない。


もちろん、♯4「I remember you」や♯12「Good-bye days」といったシングルも決して悪くないし、♯10「Happy Birthday to you you」なんかも聞き心地の良い曲なのだが、1作目で惚れたファンがYUIの2作目に求めていたものとは少し違うかな・・・というのが率直な感想*2


ま、この路線が支持されたとしても、それはそれで、理解できなくはないのであるが・・・。


とりあえず今は、ライブのチケットをどうやって入手するかを考える方が先決かもしれない。

*1:http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20060415/1145058750#tb

*2:やっぱり、朝の空気を切り裂くような前作の「Merry・Go・Round」や「LIFE」「I know」級の曲がほしかった。