軽くなったポスト?

ちょうど1年ほど前、荒井寿光氏がこのポストを退かれた時に、時代の移り変わりを感じて、ささやかなエントリーを記したのであるが*1、あっという間に、唐突な人事異動のニュースが。

「政府は6日の閣議で、長谷川栄一内閣広報官の後任に小川洋内閣官房知財戦略推進事務局長を充てる人事を決めた。小川氏の後任には文部科学省大臣官房付の素川富司氏が就く。」(日本経済新聞2007年11月6日付夕刊・第2面)

「あの荒井氏」に比べれば、やや“軽い”感のあった前任者にしたって、曲がりなりにも現職時代は「特許庁長官」だった、という看板を持っていたことを考えると、今回の人事は・・・・といった感じである*2


ただひとついえることは、“小泉路線”の終焉とともに、一時の知財バブルにもブレーキがかかりつつあることがはっきりしてきた、ということくらいで、それはそれで良いことだと筆者は思っているのであるが。

*1:http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20061121/1164067024#tb

*2:素川氏は、文部科学省大臣官房審議官、文化庁次長、文部科学省スポーツ・青少年局長を歴任した後、宇宙航空研究開発機構執行役に就任されていた方。文化庁次長時代には評判の悪い商業用レコードの還流防止措置導入をめぐり、政府側の矢面に立った経験もあり(http://suzukan.net/03report/bunkyou040420.html)、前任者と比べて決して「格落ち」というわけではないのだろうが、経産省出身者ではなく文科省出身者であることと、荒井氏に比べれば・・・というところで、この人事の評価は微妙なところだろう。

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