ベースは民法にあり。

最近出版された↓の評判がなかなか良いらしい。


民法でみる知的財産法

民法でみる知的財産法


筆者は残念ながらまだ手にしていないのであるが、元々、フランチャイズ契約等に関して、緻密な分析により数多くの論文等を執筆されている金井高志弁護士のこと。


民法の特別法としての知的財産法」という“当たり前のことだが、これまであまり丁寧には論じられてこなかった”切り口も含めて興味をそそられる一冊である*1


ちなみに、自分の場合、学部時代に六法をまともにやっていなかったから*2、どちらかと言えば、知財法から民法・民訴法を遡って勉強したクチで、順番としては明らかに逆だったのだが、それはそれで面白いやり方だったなぁ、と今になってみれば思う*3


基礎から応用へ、そして再び応用から基礎に立ち返る。


上記の一冊から、そんなリバーシブルな感覚を味わってみようと思っている。

*1:サービス精神旺盛な金井弁護士は本書の解説ブログまで立ち上げておられるようで、このあたりもなかなか斬新だ。http://kanai-shoseki.blog.so-net.ne.jp/

*2:特に民訴なんぞは、履修すらしていなかったから

*3:別に知財に限った話ではないが、元々無味乾燥な基本六法を、特別法をイメージしつつ学ぶことでより刺激的なものに変えられる、という効用はあったと思う。

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