やりたければどうぞ。

自分はもとより、

「誰でも皆、自分のことを応援してくれている!」

なんて思い込むほど無邪気な人間ではない。


だが、世の中、言っていいことと悪いこと、然るべき結果を出した人間に対して取るべきスタンスとそうでないスタンス、はあるはずだ。


常日頃から、人事屋のスタンスにはつくづく閉口させられてきたが、最近のひどさはそれを通り越して、もはや呆れるほかない。



* * * * *


タイトルの一言は、僅差でリーグ制覇を逃した名将・森祇晶監督に対して、当時の球団オーナーが投げつけたセリフ*1



奮起した(のかどうかは分からないが)森監督率いる獅子軍団が、その次のシーズンから、5年連続リーグ制覇、3年連続日本一の偉業を成し遂げた、というのは誰しもが知っている話だし、かのセリフを投げつけたオーナーが、その後どのような末路を辿ったか、ということも、今さら説明するまでもないことだ。


ゆえに、所詮は下衆の戯言、と片付けられるくらいの余裕はあるのだけれど・・・。





自分のキャリアは自分自身で築き上げるもので、そこに会社の思惑だとか、流儀だとかが入り込む余地は本来ない・・・(ときどきお付き合いはするにしても(苦笑))


社会人一年目から、そう思ってやってきた自分だから、今さら会社が何言おうと(いわんや人事の一担当者が何言おうと)知ったことではない。ここは、遅かれ早かれ“踏み台”にして、飛び立つ場所でもある。


だが、開拓者を気取る以上は、少なくとも、後に続く人間が藪をこがなくても歩けるくらいの小道くらいは残しておく責任はあるわけで。


それまではもうしばらく、こんなたたかいも続くのだろうと思う。


これまでに、自分達の組織が失ってきたものの重みと、その痛みを知るからこそなお・・・


負けてたまるか、ってーの。


by 企業法務戦士心の叫び(久々に。)

*1:Wikipediaによれば、正確には、「監督をおやりになりたければどうぞおやりなさい」らしいが。

google-site-verification: google1520a0cd8d7ac6e8.html