アパパネがあっさりと5冠目のタイトルを獲ることが期待されていたエリザベス女王杯だったが、イギリスからやってきた英愛オークス2冠馬に、美味しいところを全部持っていかれてしまった・・・。
日本遠征のノウハウを持っている厩舎と、ノリに乗っている2年連続イギリスリーディングジョッキーが組めば、こういう結果になっても不思議ではなかったのだろうけど、レッドディザイア、ブエナビスタ、ナカヤマフェスタ・・・と、ここに来てようやく“日本馬復権”の兆しが出てきたなぁ・・・、と感慨にふけっていた身としてはショックが大きい。
いつものようにプリキュアが逃げて、作りだされた幻惑ペースにも惑わされることなく、最後の直線では、絶好のコース取りで異次元の伸び脚・・・。
ムーア騎手自身もコメントしていたように、今回は作戦が見事にはまった、というところもあるのだろうけど、あんな競馬を見せられてしまうと、やっぱり世界との距離は遠かった・・・とタメ息をつかざるを得ない。
これで、ウルトラファンタジー、スノーフェアリーと、秋になって2つのタイトルを外国馬に攫われてしまった。
せめて、この後に続く国際レースで、日本馬が実績ある外国馬に一矢を報いるシーンを見たいものだと思っているのであるが、それもはかない夢に終わってしまうのだろうか・・・