弁護士ランキング2010

いろんな意味で、“毎年恒例”になってきたこのランキング。
今年も例年と似たような傾向の結果が並んでいる。

<2010年に活躍した弁護士ランキング・企業法務部門>
1.小舘浩樹  アンダーソン・毛利・友常 35票
2.玉井裕子  長島・大野・常松 23票
3.太田 洋  西村あさひ    20票
4.岩倉正和  西村あさひ    18票
5.中村直人  中村・角田・松本 18票
6.久保利英明 日比谷パーク   15票
7.菊地 伸  森・濱田松本   14票
8.葉玉匡美  TMI総合    14票
9.片山英二  阿部・井窪・片山 13票
10.郷原信郎  郷原総合     13票

相変わらず全体の得票数が少ない上に、企業票0票とか1票の弁護士がランキングしていることや、分野が特定の分野に偏り過ぎていることなど*1、まぁいつもの通りだなぁ・・・というのが素朴な感想だ。

満足できるような回答率を確保できないのであれば*2、インターネットを活用するなり何なり、できることはあるだろうに・・・と思う。

なお、今回初めて実施した「外国法部門」(企業票のみでランキング構成)では、射手矢好雄弁護士(森・濱田松本)がトップ。

名前が挙がっている弁護士の中には、別に「外国法」というカテゴリーに入れなくてもいいんじゃないのかなぁ・・・という方もいらっしゃるのではあるが*3、こちらの方がまだ何となく納得感はあるランキングだと思う。

*1:会社法M&A株主総会)、コンプライアンスといった“雑誌に載りがち”なミーハー分野の弁護士ばかりで、企業法務の現実の業務に密接にかかわるフィールドの弁護士の名前が相変わらず出てこない。

*2:企業票は40%にとどまっており、弁護士票は67%、とはいえ、僅か238人の回答しか得ていない。

*3:普通に国内法関係の事件で、「企業法務部門」に名前が挙がっている同じ事務所の弁護士より遥かにクオリティの高い仕事をしている先生もいらっしゃるから・・・。

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