「あの花」

第1弾の“ハチクロ”がスタートして以来、CX系の深夜枠“ノイタミナ”のシリーズは、大体見ているのだが、この4〜6月期クールの2本目の作品(「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」)は、素人目に見ても、非常に良かったんじゃないかと思う。

コテコテの青春ドラマながら、ファンタジー要素あり、ミステリー要素もあり・・・と、飽きさせない作り。
アニメの中のエピソードほど深刻なものでなくても、少なからず過去のトラウマを引きずって鬱々とした10代、20代前半を過ごした人間は、(自分も含め)決して少なくないと思うだけに、いろんな人の心に響く作品だったんじゃなかろうか。

元々、ノイタミナ枠の人気の背景には、人気のある原作コミックをアニメ化している、ということもあって、「毎週見るよりネットカフェで原作全部読んじゃった方が早いかな」と思う時もしばしばあったんだけど、今回は完全オリジナル。

エンディングに“Secret Base”を使ったのは、ちょっと反則かな・・・(笑)*1という気もしたのだけれど、その辺も含めて、インパクトの強い、見ごたえのある作品だった。


なお、個人的には、この3ヶ月の間、加速度的に増えていった仕事に首が回らなくなり、それまでなら「家に帰るくらいの時間に番組が始まるのでちょうど良かった」のが、最後の何回かは「帰ったらもう終わってた」という状況になってしまっていたので、あっさりと1クールで終わってしまったのがちょっと残念。

でも、最終回だけは何とか見られたし、お約束のような展開でもじわっと来るものはあったので、それはそれで満足かな、と。

*1:あの曲が流れるだけで、情緒感が20%くらいはアップするw

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