結果だけ見れば「順当」だが・・・。

自民党20日投開票の総裁選で、安倍晋三首相(64)を総裁に選出した。首相は党員・党友による地方票と国会議員票の合計553票をとって石破茂元幹事長(61)を破り、連続3選を果たした。石破氏は計254票だった。」(日本経済新聞Web/2018/9/20 21:00)

結果は始まる前から分かっていたから唯一の関心事は「得票数」だけだったのだが、それがまさかの250票越え。地方票だけを比べたら40票ちょっとしか違わない、というのは、現職総理としては「惨敗」といっても過言ではない。

自民党Webサイトの速報によると、各都道府県のうち石破茂候補が勝ったのは僅か10県だが、現職総理陣営の強烈な締め上げの中、実質的に地元の鳥取・島根以外にも8県が「造反」した事実は重いわけで、“終わりの始まり”を予感させるには十分な結果だと思う。

ここで看板を替えておかなかったことが、この先1年でじわじわと組織をむしばみ、やがて再びの下野につながる。
繰り返す歴史から学んでおくべきことを学ばなかった、それを後悔した頃には既に時遅し。そんな気がしている。

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