年明けから幸先良く、
ハーツクライがドバイの国際G1を制覇。
余勢をかって夏のキングジョージを目指すとのことで、
天皇賞後に世界を目指すディープインパクトとの頂上対決も
夢ではなくなってきた。
国内の馬券の売り上げを考えると、
有力馬の海外流出は痛しかゆし、といったところなのだろうが、
日本馬(それも内国産馬)が海外で活躍する、ということは
世界のバイヤーに対して
馬産地としての日本の魅力をアピールすることにもつながるわけで、
長年不況にあえぐ馬産地にとっては、決して悪い話ではないはず。
ゆえに、ファンとしても温かく見守るしかない。
それにしても、世界各国で長い伝統を持つ“Horse Racing”という
“スポーツ”(というより文化)が日本ほど軽んじられている国はないと思う。
野球なんかよりずっと前から世界に窓が開かれているというのに。
ちょっと赤字が続いただけで、これ幸いとばかりに
競馬場を閉鎖してしまう田舎自治体の度重なる暴挙。
世界に誇れるこの国の“競馬”文化を守り、
その裾野を支えていくために、国や自治体が何をしていくべきか、
もう少し真剣に考えていく時期に来ているのではないかと思うのだが・・・*1。